家づくりコラム
【体験談】固定金利?変動金利?住宅ローンでそれぞれの返し方を選んだ人に理由を聞いてみた
家づくりコラム
こんにちは、山梨県甲斐市のひかわ工務店です。
家を購入する際、多くの人が契約することになる住宅ローン。
その中でも固定金利を選ぶのか、変動金利を選ぶのかで悩む人は多いですよね。
今回は家づくり(住宅ローン)経験者のお二人から固定金利を選んだ理由、変動金利を選んだ理由をそれぞれ聞いてきました!
これから住宅ローンを検討するという人はぜひ、参考にしていってくださいね。
01:固定金利と変動金利の違いをざっくりおさらい
金融機関によってさまざまな住宅ローン商品が展開されているため、ここでは最も一般的で汎用性の高い情報をざっくりおさらいします!
固定金利は安定性重視
固定金利の場合は、返済開始から返済完了まで金利が変わらず、月々の返済額も変わらない(返済総額が最初から決まっている)のが最大の魅力です。
変動型より金利が高めなので、もしかしたら変動型の方が総返済額が安くなったかも……と気になることもあるかもしれませんが、それよりも金利変動のリスクと無縁の暮らしをしたい、収入の上昇をあまり当てにしたくない、と考える人には安心できる借り方です。
(ちなみに〇年固定型などの固定期間選択型は、変動金利の期間を含んでいるため変動金利と同じ考え方をした方が安心です)
変動金利は計画性も必要
変動金利の場合は、市場価格の変動に合わせて金利と月々の返済額が変化します。といっても毎月変動するのではなく、金利は半年ごとの見直し、返済額は5年ごとに見直されます。つまり、月々の返済額は5年ごとに増減するが、返済額の内訳である元金と利息の割合は半年ごとに変化しているということ。
金利の動き次第では「月々の返済額の内訳が利息分ばかりになっていて、元金があまり減っていない」という状態にもなり得るんです。
変動金利を選ぶ場合は、まとまった金額を「繰り上げ返済」して元金を直接減らす、などの計画性も必要になってきます。
02:固定金利を選んだAさんの考え
家づくりを始める前は、なんとなく「固定金利は利率が高いから、お金に余裕のある人が選ぶもの」というイメージがありました。でも実際に自分が借りるとなって現実味を帯びてくると、確実に返せる額でないと借りられないなと考えるようになって、(余裕のある人が固定金利を選ぶというのは)逆だったかもと。月々の電気代の上がり下がりでも一喜一憂するくらいなのに、住宅ローンの変動金利ともなれば自分の生活を大きく揺さぶるだろう……と想像もできました。裕福ではないからこそ、家計を管理しやすい固定金利を選んだという結論ですね。ただ、年々フラットの利率が上がってきているので、私が今家づくりをしていたら変動金利を選んだ可能性もないとは言い切れません。あくまで当時の私の体験談なので、その点は気を付けてほしいです!
03:変動金利を選んだBさんの考え
家を建てた当時は私が専業主婦だったこともあり、とにかく資金不足で……。固定金利型での返済計画に無理があって、変動金利型で住宅ローンを組むことにしました。今思えばツッコミどころ満載というか、当時の自分に「いや、そもそも家づくりにかかる金額を抑えなよ!」って言いに行きたいです(笑)なので私と同じように、最初の金利の安さに惹かれて変動金利型がいいな……って心が動いている人は要注意!って思います。まず安定して返せる額までしか借りないことが大事だなって、今になって痛感してるんですよね~。
04:経験者の声に共通する「返せる額だけ借りる」こととは
固定金利を選んだAさんも、変動金利を選んだBさんも、同じように「返せる額だけ借りる」ことが重要だと話してくださいました。
家づくりの間は、総額何千万という大きな金額にあてられて金銭感覚が狂いがちです。「このオプション高いけど、月々の返済額が5千円増えるだけならまぁいいか」なんて考えてしまう人も多いんです。
(冷静に考えたら月5千円のサブスク課金と同じなのですから、どれだけ価値のある内容なのか吟味が必要ですよね)
この金銭感覚の麻痺が解けないまま家づくりに予算をかけすぎた結果、ちょっと背伸びした金額を住宅ローンで借りてしまい「固定金利ではとても返せない、変動金利にするしかない」とほぼ選択肢がなくなる人も少なくありません。
そんな余裕のない状態で日常生活を過ごすことに危険性を感じたからこそ、AさんもBさんも「返せる額まで」という言葉につながったのではないかと思います。
ひかわ工務店としても、家づくりは家そのものだけでなく、家族のこれからの人生を形づくっていくものだと考えていますから、住宅ローンの返済に無理があってはならないと考えています。
それと同時に、ほとんどの人にとって予算に限りがある中で「お金をかけないこと」を最優先するのが最善とは限らないのも家づくりの難しいところです。
ネットショッピングで”安かろう悪かろう”な品物を買ってしまって「勉強になったわ…」という苦い経験をしたことがある人はきっと多いと思いますが、家づくりでは”勉強になった”で済まされないはず。
安定して返済できる金額を借りることは大前提として、その後の暮らしを豊かにするために価格と内容のバランスをとりながら「自分にとっていちばんいい家」を目指していきたいですね。
人それぞれ予算に違いがあるように、家づくりにおいて重視することや、人生観もさまざま。
自分の価値観に合っていて、自分のために提案してくれる家づくりのパートナーを見つけることもまた、家づくりには重要です。
ひかわ工務店がちょっと気になる……と思っている方はぜひぜひ、見学会イベントにご参加ください♪
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