体験談
【家づくり体験談】小さな子どものいる家づくり、そのX年後に気が付いたことを三者三…

体験談

こんにちは、山梨県甲斐市のひかわ工務店です。
家づくりを始めようかな?と思ってこのブログを読んでくださっている人の中には、小さなお子様がいる人も多いのではないでしょうか。
ひかわ工務店のオーナー様やイベントに来場されるお客様も子育て世帯の割合が高く、家づくりにおいて「子育てのしやすさを重視している」と教えてくださることも多いんです。
そこで今回のブログでは、同じように子育ての最中にマイホームを建設した家づくり経験者三人にインタビュー!
住み始めてから発見したことや、気を付けて良かったところ・杞憂に終わったところなど、ざっくばらんに聞いてみたいと思います♪
「子どものためにマイホームを建築したい!でも、どこまで子育て仕様にすればいいか加減が分からない!」という人は、ぜひ三人の話を参考にしてみてくださいね。
今回のインタビューは正解を提示するためではなく、こんな意見もあるんだと参考にしていただくために制作しました!家づくりも、子育ても、正解と表現できることはあまり多くないと思っています。この経験談を読むことが、皆さんの見識を広げる一助となりますように♪

…*人物紹介*…
ひかわ工務店の工務店業務全般を担当するリーダー。マイホーム歴はだいたい15年で、一番上の子は社会人♪
ひかわ工務店のコンテンツ制作スタッフ。マイホーム歴は7年くらい。上の子は小学生!
のっちの友人。本人いわく”よくA型でしょって言われるO型”な二児のママ。マイホーム歴は6年くらいで、上の子は同じく小学生!


家づくり当時「子どものために…」と、配慮した覚えのあるポイントはありますか?また、配慮してよかったなと感じていますか?
家づくりを始めた当時はまだ上の子しかいなくて、0歳でした。1歳以降の子どもにとって家の中のどんなことが危険かっていうのもあまり分かっていない時期だったので、子育て中の営業担当さんに相談しながら安全面を整えていったような覚えがあります。階段の手すりを掴みやすいものにしたり、二階の廊下の腰壁は階段に転落しないように高く…120cmくらいですかね、だいぶ高く設定しました。配慮してよかったと特別感じてないのは、まだ危ないことが起きたことがないからなのかなぁ。
間取りは子ども中心に考えたなーという印象です。当時もよく言われていた「帰ってきたら必ず家族と顔を合わせる動線」がいいなと思っていたので、リビング階段にしています。吹き抜けのある間取りで(設計を)書いてもらっていた時期もあったんですが、危ないかなーという危惧が勝ったのでやっぱりやめちゃいました。他所の家にお邪魔すると「あぁ、その手もあったか」と感心することが多いので、自分の配慮がどれくらい良いものだったのかは測れそうにないですね。間取りへの総合的な満足度は70%くらいでしょうか。


完成した家で暮らし始めてから、想定と違ったと感じるところはありましたか?
和室の位置ですね〜。「子どもの様子が見えるように」ってキッチンの横に(和室が)あるんですけど、オープンな和室じゃなくて引き戸をつけてるんでガッツリ死角ができちゃって、一部しか見えない…。あとあんまり和室にいないです(笑)和室からおもちゃを取ってきてリビングで遊ぶんですよねぇ。あと洗面脱衣所!洗面所と脱衣所に分けてたらすごく便利だっただろうなって思います。お風呂上りに子どもと鉢合わせると「なんかすまん」と思っちゃう。
中学生くらいから、子どもと家で過ごす時間がすごく減るんですよね。朝は朝練、夕方は部活で、夜も習い事の日、塾の日とかって。休みの日も基本的に外に出てる。そうなると「子ども仕様」になっていた場所が使われなくなって、じゃあそこに親のものを置いたりとか、全然違う目的の部屋に変えたりとか、家の様子が変わりますよね。分かっていて建てたけど、ほんとにあっという間。ハイチェアとかおままごとキッチンみたいな「役目を終えたら譲ったり処分したりできるもの」はいいんだけど、間取りや造作家具なんかは「最初の役目を終えたら、次の役目がある」っていうように想定してつくっておきたいですね。
シューズクロークをつくった手前、靴箱はあまり大きくしなかったんですけど、今は靴の収納が全然足りてないです。シューズクロークって名前だけど靴の収納じゃなくて、倉庫の代わりみたいな感じですよね。工具箱とかバイクのメンテナンス用品とか、スポーツ用品とかを置いていて、半分はハンガーポールで上着が掛かってます。この収納があること自体はかなり便利ですよ。なので靴箱の方を大きくしておくか、子どもたちが巣立ったら撤去できるような形で仮設の靴箱を置ける「フリースペース」を確保しておいたらよかったかなーと思ってます。
収納はたしかに、家族の荷物量がMAXの時期に合わせて設ける必要はないんじゃないかなと思いますね!我が家でも最大8人暮らしをしていたけど、4人暮らしになった今とは物の量が比にならないです。洗濯物なんか今は無に感じてちょっと寂しいくらい。デッドスペースを活用して収納にするとかは全然いいねと思うんだけど、予算を圧迫させてまで収納を増やす必要はないって場合も多々あるんじゃないかな~って思います。
パントリーとか食品ストックは意外と意見割れるなぁ〜って思いませんか?私はパントリーつくって、地元の友人もつくってて「あってよかったな〜」って言うんですよ。でもパントリーはつくってないっていう人も「別になくても余裕だね」って言うんですよ。
うちにはパントリーないけど、食品をストックする場所にはカップボードの大きい引き出しを使ってるね。大量の買い溜めはしないし、鍋とかも重ねて収納できるシリーズを使ってるからそんなにかさばらないかな。買い物のスタイルの違いとか、フライパンの好みとか、パントリーの必要性って意外といろんな項目の掛け合わせで分岐するのかも。


お子様は自分の家にお気に入りのポイントがありますか?
上の子たちは社会人になってから一人暮らしを始めて、吹き抜けのよさに気が付いたって言ってましたよ。家にいた頃は吹き抜けが当たり前だったけど、開放感のある空間って気持ちいいんだねって。実家暮らしと一人暮らしで家のサイズ感が違うのもあると思うけどね。階段も組み合わせた吹き抜けだから「階段も部屋の一部」って感じがして、気付いたら子どもたちがそこで漫画を読んでたりします。親からしても話しかけやすいし、近くにいてくれてありがたいですね〜。
我が家はキッチン脇に「おたよりスペース」として壁をホワイトボード仕様にしたニッチを設けているんですけど、子どもたちが自分の描いた絵や折り紙なんかを飾りたがるので、大きなホワイトボードを買ってきてリビングの壁に取り付けたらすごく気に入ってます。子どもってこういう「大人の真似事」にハマりやすいし、逆に大人が思いもよらないようなことに価値を見出したりもするからかわいくて面白いですよね。
うちは家づくり中に子どもの居場所として考えていた和室が本人たちにハマらなかったので、ほぼリビングにいますね。上の子は小学2年生から自分の部屋ができて、ロフトベッドを買ってあげたらめちゃくちゃ気に入って、大勢のぬいぐるみを住まわせてベッドの上で本を読んだりしてます(笑)なかなか、親の思惑通りにはいかないですねぇ。
たしかに。家ができて6年経って、子どもたちも大きくなってきて、より「自分とは違う人間だ」ということが浮き彫りになってきてます。なので自分の歩んだ子ども時代、思春期を振り返って家づくりに反映する必要はあまりなかったのかなーって思いますね。
それに近いことを僕も考えてて、言ってみれば当然のことなんだけど子どもたちって「できた家で育つ」わけで、自分なりに創意工夫して楽しく暮らしてくれるんですよね。なるべくいい環境を整えてあげたいという親心、これはもちろん大切にしてほしくて、家の過度なクオリティアップのために金銭的に苦しくなったり、そのせいで精神的にも苦しくなったりするのだけは避けてほしいと思います。
子どもたちが安心して過ごせる家であるために、大人たちが安心して笑っていられるのが大事ですよね!上の子が小学生になってから特に痛感してます、居づらい家にはしたくないな~って。持ち家の長所を生かして、子どもの成長に合わせたその時その時のカスタマイズをしながら家族みんなで楽しく暮らしたいですね~♪

今回は、小さなお子様との家づくりを経験した三人の経験談をご紹介しました!
インタビューの中に共感するような意見や、覚えておきたいなと思ったお話はあったでしょうか?
ひかわ工務店のブログでも以前に「その時に実現できる最善を目指した家はきっと素晴らしい。その先は家族の状況に合わせて、工夫しながら暮らしていくのがマイホームの楽しさになる」といった趣旨のお話をしたことがありました。
これもひとつの意見に過ぎませんが、最後まで読んでくださった熱心なあなたの心の片隅にちょこっと置いておいてくださったら嬉しいです。
こちらのひかわ工務店公式ブログでは、家づくりに楽しく臨むための情報を定期更新中です♪
この機会にぜひ、ほかの記事も読んでみてくださいね。





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