家づくりコラム
2026年家づくり補助金「みらいエコ住宅2026事業」の速報まとめ!山梨県で補助…

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こんにちは、山梨県甲斐市のひかわ工務店です。
先日発表された、2026年の家づくりに欠かせない大型補助金となる「みらいエコ住宅2026事業」。
家づくりを検討している人にとって、今もっとも気になる情報のひとつなのではないでしょうか?
みらいエコ住宅2026事業は現時点(2025年12月22日)で「予定」や「後日公表」の情報もあり、内容に変更がある可能性もありますので、今回の「速報まとめ」では今わかっている情報をできるだけ分かりやすくまとめていきます!
年末年始休暇のあいだに家づくりについて話し合うなら、ぜひ一度このブログに目を通してみてくださいね♪
1.この記事に掲載されている「みらいエコ住宅2026事業」に関する情報は、2025年12月22日(随時更新)時点のものです。最新情報では内容や条件が変更されている可能性がありますので、みらいエコ住宅2026事業の公式サイトが公開されましたらそちらも併せてご確認ください。
2.補助金事業全般に当てはまることですが、みらいエコ住宅2026事業はあらかじめ定められた予算を達成しそうになると申請受付を早期終了することも考えられます。その場合でも形を変えて受付を再開する可能性があるため、いつでも申請できるように家づくりを進めて備えておくのがおすすめです。
3.みらいエコ住宅2026事業は、連携事業である「先進的窓リノベ事業」と「給湯省エネ事業」とまとめて申請できるワンストップ対応が予定されていますが、この記事では「みらいエコ住宅2026事業」の、特に注文住宅の新築に関わる部分に焦点を当ててご紹介しています。

みらいエコ住宅2026事業の主な目的は、ざっくり言うと”良質な住宅を増やす”ことにあります。
そのため、快適で省エネな住宅を建てることが必須となるのです。
注文住宅の新築に関わる種別としては「GXタイプ(GX志向型住宅)」と「子育てタイプ(長期優良住宅、ZEH水準住宅)」があり、それぞれ補助額が異なります。
GXタイプの場合は全ての世帯が対象となるのに対して、子育てタイプの場合は子育て世帯(18歳未満の子を有する世帯)もしくは若者夫婦世帯(夫婦いずれかが39歳以下の世帯)が対象となる点には注意したいですね。

| 住宅のタイプ | 要件の種別 | 主要性能の要件(抜粋) | 対象となる世帯 | 基本補助額(5~7地域など) | 優遇地域補助額(1~4地域など) | 古家除却時加算額 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| GXタイプ | GX志向型住宅 | ・断熱等級6以上 ・一次エネルギー消費量等級 8 以上 ・ HEMSの設置 | 全ての世帯 | 110万円/戸 | 125万円/戸 | なし |
| 子育てタイプ | 長期優良住宅 | ・断熱等級5以上 ・一次エネルギー消費量等級6以上 | 子育て・若者夫婦 | 75万円/戸 | 80万円/戸 | +20万円/戸 |
| 子育てタイプ | ZEH水準住宅 | ZEH水準住宅 ・断熱等級5以上 ・一次エネルギー消費量等級6以上 | 子育て・若者夫婦 | 35万円/戸 | 40万円/戸 | +20万円/戸 |
※山梨県内では省エネ基準3地域~6地域までに該当する地域があり、同じ市の中でも細かく区分が分かれてしまうため、建築予定地がどの地域区分に当てはまるか確認してみましょう♪
例えば北杜市では、同じ市の中に省エネ基準3地域、4地域、5地域が混在しています。
以下の全てに該当する住宅が対象です。
ここに挙げたもののほか、危険な地域でないことなど詳細な要件もあります。
①断熱性能:住宅全体の断熱性能が等級6以上であること
同じ性能値でも、建築する地域の区分(省エネ基準)によって等級が変わるため要注意です。
例:UA値0.46は……省エネ基準5地域では断熱等級6に分類。省エネ基準4地域では断熱等級5に分類される。
②一次エネルギー消費量削減率(再生可能エネルギーを含まない): 35%以上
一次エネルギー消費量等級8に相当。
ざっくり言うと:給湯器、エアコン、換気設備、照明設備、水栓などの住宅設備に特定の基準を満たす省エネ製品を採用し、エネルギーの消費量を削減すること。
③一次エネルギー消費量削減率(再生可能エネルギーを含む): 戸建て住宅の場合、原則として100%以上
ざっくり言うと:太陽光発電システムなどの再生可能エネルギーを導入して、消費量よりも発電量が上回るようにすること。
④高度エネルギーマネジメント: HEMS(Home Energy Management System)の設置等
他の機器との接続が可能な規格に適合していることが必要。
補足すると:ECHONET Lite AIF 仕様に対応するコントローラとして公式に掲載のある製品を採用することが要件となる。
⑤延床面積が50㎡(=15.125坪)以上、240㎡(=72.6坪)以下であること
①断熱性能等級5以上であること
②一次エネルギー消費量削減率20%以上(等級6以上)
③子育て世帯または若者夫婦世帯であること


みらいエコ住宅2026事業の概要に頻出する「断熱等級」は、国土交通省が制定した「住宅の品質確保の促進等に関する法律」の中で設けられた、断熱性能を表す指標です。
等級1~7の段階的に分類されており、等級7が現時点での最高レベルに置かれています。
断熱等級は外皮(建物の外側を覆う部分)を経由する熱の出入りと、日射による熱の侵入を計算して定められます。前者がUA値、後者がηAC値と呼ばれるものです。
住宅性能に関する基準は不定期的に見直されているため、新たな指標ができて混乱することも多々あります。
国土交通省だけでなく住宅関連の研究団体等が指標を新設することもあり、等級を指す言葉もレベル分けの基準も異なるため、AIによるリサーチで誤りが生じやすいジャンルです。
検索の際は、その指標をつくった団体による公式サイトを確認すると確実な情報を得られますよ。
(ちなみに「断熱等級5」は、ZEH水準の断熱基準に相当します)


みらいエコ住宅2026事業の申請に関して、現時点で公開されている情報をまとめると下記のようになります。
対象となる工事
令和7年11月28日以降に基礎工事に着手した工事から対象になる
申請できるタイミング
基礎工事が完了してから
申請の受付開始時期
令和8年3月下旬に開始の予定
申請の受付終了時期
予算上限に達するか、遅くとも令和8年12月31日まで。
ただし、ZEH水準住宅の注文住宅は遅くとも令和8年9月30日までで終了。(適合する住宅が最多であると見込まれているため)
申請の予約
着工から申請までの間、予算を確保してもらえる予約制度(予約から3か月以内に申請)。
申請予約の受付終了時期は、通常の受付終了時期よりもそれぞれ1か月早く設定されている。
まだ確定していない情報もあるため、受付が始まったらなるべく早く申請できるよう、準備をできるところまで進めておけると安心ですね!

今回は2026年の家づくりに役立てたい「みらいエコ住宅2026事業」の補助金についてご紹介しました♪
ひかわ工務店のブログでは、この他にも家づくりに役立つ情報を更新中です!
年末年始のお休みに備えて、ぜひ情報収集&ワクワクをチャージしていってくださいね♪




