デザインコラム
【コラム】子供部屋の大きさや位置、どう考える?
家づくりコラム
こんにちは、ひかわ工務店です。
家づくりについて調べてみると、「子供部屋」の大きさや位置・方角についていろいろな情報が出てきますよね。
今回は、ひかわ工務店流「子供部屋の考え方」についてお話しします。
POINT:家は“家族が楽しく集う場所”という前提がある
皆さんが家づくりを考え始めた理由の多くは、お子様をはじめ家族が過ごしやすい環境を整えて、笑顔で楽しく過ごせるようにしたい――という願いを叶えたいからだと思います。
“過ごしやすい環境”というと、家族みんなでリビングに集まって、和やかに過ごしている情景を思い浮かべるのではないでしょうか。
そんな家族団らんの家を前提とすれば、優先するべきなのはリビングやダイニングなどの大きな生活スペースです。
ほとんどの場合はLDKを広くすると、その分子供部屋の面積が圧迫されてしまいます。
ひかわ工務店の考えでは、その状態でも子供部屋を2部屋(4畳か4.5畳ずつ)確保できれば十分です。
広すぎず、籠りやすすぎない子供部屋の方が、躊躇なく巣立ってくれて安心できるのではないでしょうか。
子どもは、与えられた自分の居場所で自分なりに楽しく過ごしてくれます。
みんなが集まるLDKをいちばん居心地の良い空間に仕上げ、家族と毎日を楽しく過ごすことが、子どもの健やかな成長を促すのではないかなと思います。
番外編:子どもの工作物、どこに収納する?
子供部屋つながりでもう少しお話しすると、子どもの工作物の管理には困ってしまいますよね。
実用的な物なら使い続けてあげられるのですが、オブジェやおもちゃ、記念品などはなかなか捨てられないという人が多いと思います。
ひかわ工務店がおすすめする整理方法は、まず遊べる工作物は壊れるまで遊び倒すことです。
その工作物との思い出をつくり、最終的に壊れてしまったら、子どもと一緒に思い出を振り返ります。
「物はなくなるけど思い出は残る」ということを十分に理解してもらい、納得した上で廃棄するのです。
納得できないまま親が勝手に捨ててしまうと、子どもは自分を否定されたように思ってしまうかもしれないので気を付けてくださいね。
さらに、工作物が綺麗な状態の時に写真を撮っておき、フォトブックにして保存するという方法も効果的です。
工作物そのものが壊れて捨ててしまった後も、本を見返すことで思い出を振り返ることができるので、物を大切にすることや「使いきること」の大切さ、いわゆる「用の美」という考えが育つと思います。
“子ども”に対する考え方は本当に人それぞれで、共感できる部分も相容れない部分もあると思いますが、ひかわ工務店の意見が少しでも参考になったら嬉しいです!