施工カタログ
【2024年版】【超入門!ざっくり家づくり講座】#22「シーリングライトって?ダウンライトやペンダントライト、スポットライトとは何が違う?ダクトレールや調光機能までざっくり解説!」
家づくり講座
こんにちは、山梨県甲斐市のひかわ工務店です。
家づくりの中でも、特に「照明計画」の段階に入ると気になってくるのが“ライトの種類”ですよね。
シーリングライトなら今のアパートでも使ってるよ~、という人も多いと思いますが、そもそもシーリングライトって何だろう?よく目にするダウンライトやペンダントライト、ブラケットライトとは一体?と考えだしたら止まりません。
今回は家づくりで使われることの多い各種ライトについて&ダクトレールや調光機能についてもざっくり解説していきますので、ぜひ参考にしてくださいね!
ためになった部分は、ぜひスクショしちゃってください♪
目次
POINT1:まずは基本から!シーリングライトと引っ掛けシーリングの違いは?
引っ掛けシーリング
シーリングライト
取り付け方は「引っ掛けシーリング」を使う方法と「直付け」の2パターン
POINT2:各種ライトの特徴を覚えよう♪
① ダウンライト
② ペンダントライト
③ スポットライト
④ ブラケットライト
図解:各種ライトと取り付け方法一覧
POINT3:おしゃれな人は必ず使ってる?ダクトレール(ライティングレール)とは一体?
POINT4:調光・調色機能はどのライトで使える?
POINT1:まずは基本から!「引っ掛けシーリング」と「シーリングライト」の違いは?
まずは基本として、混同されることの多い「引っ掛けシーリング」と「シーリングライト」の違いから解説していきます。
引っ掛けシーリング
賃貸住宅などで天井に見かけることの多い「引っ掛けシーリング」は、照明器具を取り付けるための“部材”を指しています。
引っ掛けシーリングのボックスには電源とプラグが備えられているので、引っ掛けシーリングに対応したライトを自由に取り付けることができるんです。
取り付けるライトは家電量販店やインテリアショップ、ネット通販などさまざまな場所で購入できます。
但し、コンセント式のものや直付け用のもの、ダクトレール用のものとは互換性がないため、引っ掛けシーリング対応の商品を確実に選んでくださいね。
シーリングライト
「シーリングライト」は、シーリング=Ceiling(天井)の意味通り、天井にぴったり取り付けるタイプのライトの総称です。
写真のような、内部に環状の蛍光灯やLEDライトが入ったタイプのものは特に馴染みが深いのではないでしょうか。
このタイプのシーリングライトも年々おしゃれなラインナップが増えており、天井との隙間が少ないものや、明るさは損なわずよりコンパクトなもの、スピーカー機能が搭載されたものなどさまざまな商品が発売されています。
よくある勘違いで、引っ掛けシーリングを使って取り付けた照明は全てシーリングライトだと考える人もいるのですが、そうではありません。
あくまでシーリングライトは“天井にぴったり取り付けるライト”の総称。例えば引っ掛けシーリングで取り付けるペンダントライトでも「ペンダントライト」と呼びます。
取り付け方は「引っ掛けシーリング」を使う方法と「直付け」の2パターン
照明器具の取り付けには、引っ掛けシーリングを使う方法の他にも、電気工事士の有資格者が施工できる「直付け」があります。
天井裏や内壁に通した電気配線を照明器具に直接つなぐため、見た目がスッキリして綺麗に収まるのが大きなメリットです。
壁(天井)に穴を開けるため賃貸住宅では好きなように取り付けることはできないので、知らなかったという人も多いかもしれませんね。
ちなみに引っ掛けシーリング用の商品と、直付け用の商品には互換性がありませんので、購入前には必ず取り付け方法を確認してください。
POINT2:各種ライトの特徴を覚えよう♪
① ダウンライト
ダウンライトは、直付けで天井に埋め込んで設置する小さなライトです。
一つだけではあまり明るくならないため、テレビを照らす間接照明として使ったり、廊下やトイレなど限定的な明かりで足りるような場所に使ったりします。
ほとんどのダウンライトは自分で電球交換を行うことができない(電気工事士への依頼が必要)ので、使い方によりますが大体10年ごとに交換の工事が必要になることを覚えておいてくださいね。
また近年は、ダウンライトに似ている「シーリングダウンライト」も採用されるようになりました。
シーリングライトの一種なので「小型シーリングライト」などの名称で売られていることが多く、取り付け方も引っ掛けシーリングタイプと直付けタイプ、電球交換も可能なタイプと不可能なタイプ(本体と一体化している)など様々な商品があります。
おうちのデザインに合わせてお好きな商品を選んでくださいね。
シーリングダウンライトは、ダウンライトと異なり天井に大きな穴を開けずに(配線に必要な穴のみで)取り付けることができるため、家の気密性に影響がほとんどないこともメリット。
従来の埋め込んで設置するダウンライトは「見た目の良さ」を、シーリングダウンライトは「施工性の良さ」を好まれ選ばれる印象です。
② ペンダントライト
ペンダントライトもシーリングライトと同じく、直付け/引っ掛けシーリングどちらのタイプもあるライトです。
天井の取り付け部材からコードが垂れ下がり、その先にライトの本体がついていて、名前の通りペンダントのような形をしています。
ダイニングテーブルやキッチンなど、手元に明かりが欲しい場所かつおしゃれに見せたい場所によく使われるライトです。
③ スポットライト
スポットライトは、メイン照明としても間接照明としても汎用性の高いライトです。
単体では一か所にスポットを当てる照らし方が得意なライトですが、複数個のスポットライトをひとまとめにした“連結型”の商品を選んだり、ダクトレール(後述)を使って複数個取り付けたりすることで、部屋全体を照らすこともできます。
④ ブラケットライト
ブラケットライトは、壁付けのライト全般を指す言葉です。
引っ掛けシーリングを壁付にすると照明器具の重さで壊れてしまうため、ブラケットライトはほぼ直付け=電気工事で取り付けます。
玄関の壁によく見られるランタンのようなライトも、ブラケットライトです。屋外用として作られているものは耐候性があり丈夫なので、玄関まわりなどの外壁にブラケットライトを取り付ける場合には「屋外用」と記載のある商品を選んでくださいね。
一方、屋内でのブラケットライトは、主に間接照明として使われます。
リビングや寝室など落ち着いた雰囲気を出したい場所のほか、廊下やトイレなど光量があまり必要のない場所にも使われる印象です。
図解:各種ライトと取り付け方法一覧
POINT3:おしゃれな人は必ず使ってる?ダクトレール(ライティングレール)とは一体?
ダクトレール(ライティングレールとも)は、レール状の照明取り付け器具です。
レール一本につき、決まった電力(W)の範囲内で好きな数のライトを取り付けることができます。
そのため、ライトを取り付ける数で明るさを調節できたり、レールにアダプターをつけて家電のプラグを挿せるようにしたり、フックを取り付けてインテリアを吊るしたりと、幅広く使えるのがメリットです。
ダクトレールを取り付けるには電気工事士による直付け施工以外に、無資格者でも引っ掛けシーリング用のダクトレールを使えば簡単に取り付けられます。
但し、直付けタイプの方がスッキリしていて自由な場所に取り付けられるため、家づくりの際に採用するなら直付けの方がおすすめです。
ついでに注意点を説明すると、ダクトレールの照明を操作するために壁にスイッチを取り付けますよね。
このスイッチはレールへの電流を入り切りするものなので、取り付けたライトを個別にオンオフすることはできません。
照明器具とダクトレールの間に個別スイッチになるプラグを挟むことで個別のオンオフが可能になりますが、見た目が少し変わってしまう&リモコンの取り付け場所を確保したいので、計画段階で設計士などの担当者に伝えておくと安心ですね。
ダクトレールに取り付けられるライトは基本的に「ダクトレール用」と記載のある商品のみです。
引っ掛けシーリング用のライトにダクトレール用の変換プラグを取り付けることもできますが、やはり変換プラグが少し目立つため、ライト選びの際には「ダクトレール用」かどうかを必ず確認してください。
ダクトレールはライトの数だけでなく、レールの上で自由に位置も変えられるので、ダイニングキッチンやリビングなど、大きな空間にもおすすめなんですよ。
POINT4:調光・調色機能はどのライトで使える?
明るさを調整できる「調光機能」や、色合いを調整できる「調色機能」を使いたいという人も多いですよね。
実はこれらの機能は多くの場合、照明器具ではなくLED電球の方に付随している機能なんです。
ですから調光機能や調色機能に対応したLED電球と規格の合う(取り付け可能な)照明器具を使えば、シーリングライトでもペンダントライトでも、どのタイプのライトでも調光機能や調色機能を使うことができます。
壁のスイッチでも調光や調色を行いたいという場合には追加工事が必要になるため、電気配線の打ち合わせの際などに担当者に伝えてくださいね。
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