【移住コラム】保存版・山梨県の交通解説！甲府盆地付近に住むなら覚えておきたい交通網のおはなし

2023.10.02移住コラム

こんにちは、山梨県甲斐市のひかわ工務店です。
山梨県への移住をお考えの方にとって、県内の移動方法、交通網の情報は必須で押さえておきたいポイント。

ということで今回は、甲府盆地周辺の交通事情について解説していきます♪

大人のメイン移動手段「自動車」の道路網

① 中央自動車道（高速道路）
中央自動車道は東京都杉並区から愛知県小牧市までを結ぶ高速道路です。山梨県内では上野原市→大月市→甲州市→笛吹市→甲府市→中央市→昭和町→甲斐市→韮崎市→北杜市と通っています。

東京まで自動車で出掛ける際には、ほとんどの人が中央道を使うため、連休など混雑時期には渋滞を避けられないイメージ。
長野県に出かける際も、中央道を利用した山越えが非常に快適です。

② 国道20号線（一般道）
国道20号線は別名「甲州街道」とも呼ばれており、東京都中央区から長野県塩尻市を結んでいます。

中央道と似たような道筋になっているため、中央道と国道20号線の混雑状況を見比べてどちらの道を使うか判断するという県民は多いはず。
下道で東京にも長野にもお出掛けできるので「のんびり下道旅」にも最適です♪

③ 中部横断自動車道（高速道路）
中部横断自動車道は、静岡県静岡市の新清水JCTから長野県小諸市の佐久小諸JCTまでを結ぶ高速道路です。

山梨県に入ってすぐの富沢IC（南部町）から甲府盆地の手前、六郷IC（市川三郷町）までは無料区間になっていることもあり、静岡県へのお出かけが非常に気軽なものになりました。

長野県南佐久郡の八千穂高原ICから同県小諸市の佐久小諸ICまでも無料区間になっていますが、八千穂高原ICまで高速道路が接続されていないため利用頻度は低めです。

「どう見ても縦断しているのになぜ中部“横断”道なの？」という疑問を持たれた方もいますよね。かくいう私も疑問に思いました。
国土交通省によると日本列島に“背骨”が通っているのをイメージした際に、背骨をまたぐ方向に伸びている道路は「○○横断道」と命名する慣例があるのだとか。なかなかユニークな発想ですよね！

④ 新山梨環状道路（自動車道）

新山梨環状道路、通称「環状線」は、甲府市周辺の市町をぐるっと回る自動車道路。西部区間は中部横断道なので有料になりますが、その他の区間は無料で利用できます。

北部区間と東部区間はまだ全線開通していないのですが、それでも甲府市内の渋滞を避けて県内を移動できるため非常に重宝されている道路です。

山梨県内では冬季に道路凍結する？

基本的に盆地の内部では滅多に道路凍結はしませんが、県境付近のような標高の高い場所では凍結の可能性が非常に高くなります。
山梨県の観光地は山間に多いため、たびたび山の方へ出掛けるという方は11～12月頃からスタッドレスタイヤに交換しておくと安心です。

一般道はよく渋滞しますか？

通勤に国道20号線を利用する人が多いので、20号線と交わる交差点は渋滞しがちです。陸橋の整備があまり進んでおらず、20号線の開発は今後に期待したいところですね。

利用用途が差別化された「電車」の交通網

甲府盆地の中が生活圏の人にとっては、盆地の上辺を添うように走るJR中央本線と、盆地の真ん中を南北に走るJR身延線がメイン使いの路線になります。

JR中央本線は東京駅から山梨県内を通って長野県の塩尻駅を経由し名古屋駅まで結ぶ経路なので、仕事やプライベートで東京に行く場合に電車という手段をとる人は少なくないイメージです。

特急「あずさ」を使えば新宿駅まで1時間半、特急「かいじ」も新宿駅まで1時間40分と比較的短い時間で都心へ出られるのも大きなメリット。
どちらも乗車料金は3,890円です。（2023年9月現在）
混雑する朝夕の時間帯は予約する人が多いので、日程が確定したら早めに予約しておくのがおすすめですよ。

ちなみにリニア新幹線用の新駅は、どこに作られるのかまだ県民も分かっていません。中央市と甲府市の間ではと噂されてはいますが不確実なので、新駅に期待して移住先の市町を決めるには時期尚早かなという印象です。