【コラム】家づくりの失敗談と成功談、上手な生かし方を知りたい！

2023.12.09家づくりコラム

こんにちは、山梨県甲斐市のひかわ工務店です。
家づくりを考え始めたら、まずはSNSの検索からしてみるという人は多いですよね！

SNSには家づくりの失敗した話も成功した話も、たくさん溢れています。
同じことを紹介しているのに、こちらでは失敗談として、あちらでは成功談として話している……なんてケースもあって「一体何が本当のことなのか分からない」と感じてしまうかもしれません。

そこで今回は、家づくり「失敗談」と「成功談」を上手に生かして理想の家づくりをする方法について考えていきたいと思います♪ぜひ参考にしていってくださいね！

POINT1：失敗談を見るメリットは「同じ轍を踏まずに済む」こと

家づくりの失敗談は、誰かが「これは失敗だった」と感じているものを紹介してくれています。
例えば、

“キッチンの色、大好きなくすみ系のグリーンにしたかったけどオプションになるから諦めた。今思えば少し払ってでも好きな色にすれば良かったな～みんなと同じでつまらん。”

というような投稿を見かけたら「家づくりには、そんな失敗もあるんだな」と新たな発見になりますよね。
自分も投稿者と同じような考えを持っていれば、その投稿を見たことによって同じ轍を踏まずに済むため、見て良かったと感じると思います。

逆に自分にとっては「それって失敗なのかな？」と感じられるようなことが失敗談として投稿されていたら、その項目は“自分にとって重要でないこと”なのだ、とはっきり認識することもできますよね。

POINT2：成功談を見るメリットは「背中を押してくれる」こと

失敗談とは逆に、家づくりの成功談は「これをやって良かった」というポジティブな紹介です。
例えば「食洗器は国内メーカーじゃなくてMiele（ミーレ）かBOSCH（ボッシュ）にしたいな」と考えてSNSを検索していたら、

“BOSCHの食洗器にして良かった！食器めちゃ入るし、心配してた乾燥機能も普通にちゃんと乾くから全く問題なし。全人類におすすめしたい！”

というような投稿を見かけたとします。
きっとあなたは安心して、海外製食洗器を採用することができますよね。

家づくりにおいて、人が能動的に情報を集める時は「自分が自分の意見に納得するための根拠を見つけたい」という気持ちが働いている場合が多いものです。

その点で成功談を見ることはプラスになりますし、また自分が興味のなかったことでも“成功談を見ることで興味が湧く”というきっかけを生んでくれるのも良いところですよね。

POINT3：根底となるポイントは「よそはよそ、うちはうち」の精神

POINT1＆POINT2でご紹介した通り、失敗談にも成功談にもそれぞれ見るメリットがあります。
しかしそこから得た情報を生かすためには、全ての投稿を“自分事”に置き換えてしまわないよう、常に「発信源は全然知らないどこかの誰かである」という点を忘れないことが重要なんです。

強い言葉に引っ張られて投稿に感情移入してしまったり、何度も似たような投稿を見ているうちにそれが自分の意見であるように感じてしまったりと、人間の感情のメカニズムは不思議で不安定なもの。

だからこそ意識的に「よそはよそ、うちはうち」だと投稿者と自分自身を切り離して考えなくてはなりません。
それと同時に、全てが正しい情報とは限らないことも忘れないようにしたいですね。

POINT4：あなたはどっちの方が嫌？やる後悔orやらない後悔

家づくりの情報集めをしている最中は、失敗したくない・後悔したくないという思いに苛まれがちです。

ひかわ工務店的には、たくさん検討して出した答えに“失敗することはあっても後悔は残らない”と思うのですが、家という一世一代のお買い物に対して気楽でいられない気持ちもよく分かります。

ではもっと何気ないお買い物、例えば家電を通販サイトで買おうと思ったら、あなたはどれくらいレビューを読みますか？

高評価順にレビューをソートして、肯定的な意見に背中を押されて購入ボタンを押すでしょうか。
あるいは低評価順にレビューをソートして、あまり質が良くないのかもと購入をやめるでしょうか。
はたまた、全てのレビューをよく読んで、メリットもデメリットもよく理解できるまで購入を保留するでしょうか。

肩肘を張らない“普段の自分の価値観”は、きっとそこに隠れているのではないかと思います。
調べすぎない派、とことん調べる派。
後悔しないために行動する派、後悔しないために静観する派。
いろいろな価値観の人がいるから、黒くておしゃれな家もあれば、白くておしゃれな家もあるんです。
どうか自分自身の本来の価値観を忘れずに、定期的に情報収集の手を止めて振り返ってみてくださいね。

世の中に溢れる家づくりの「失敗談」と「成功談」を自分の価値観ベースで振り分け、必要な情報を切り出すことができれば、きっと”理想の家づくり“に近づくことができますよ♪