【超入門!ざっくり家づくり講座】#4「坪、平米、坪単価って?坪単価は2種類あるの?」

家づくり講座

こんにちは、ひかわ工務店です。
今回のざっくり家づくり講座は、”と“坪単価”に関するお話です!

▼前回の記事はこちら
>>#3木造、鉄骨造、コンクリート造の違い

坪と平米のちがいは?

坪も平米も、面積を表す単位です。
坪は奈良時代から使われてきたとされ、日本に古くから根付いている言葉。
平米は、メートルを日本で「米」と表記することから「平方メートル」→「平方米」→「平米」と省略された言葉です。

1坪は約3.3平米(㎡)で、だいたい2畳の広さに当てはまります。
延床面積30坪の家は、延床面積約99平米(㎡)ということです。
(ただし1坪=約3.3㎡はあくまで目安で、建築業界では㎡に0.3025を掛けてより厳密な坪数を算出します。)

坪単価って何?坪単価は2種類ある?
「坪単価」という単語は、土地と建物のそれぞれで使われています。

1:土地の坪単価

土地の販売価格を面積(坪数)で割ったもの
50坪の土地が1,000万円で売られている場合は、1,000万円÷50坪=20万円/坪、つまり「坪単価20万円」です。

エリア全体の“土地価格相場”としても、坪単価が利用されます。
例えば山梨県で一番人気の高い昭和町エリアの相場は、坪単価20万円くらい。
60坪の土地なら、1,200万円くらいで売られていることが多いという印象です。

2:建物の坪単価

建物の坪単価は、元々は本体価格を延床面積※1で割ったものを指していましたが、現在では本体価格を施工面積※2で割ったものを指している場合が多くなっています。

※1延床面積……家の中の床面積を合計した値。
※2施工面積……延床面積と、延床面積には含まれないが工事をする面積(玄関ポーチ、吹抜け、ベランダなど)を合計した値。

こと建物において“坪単価“という言葉が重宝される理由は、「その会社で家を建てるとだいたいいくら掛かるか」という目安になるからです。
例えば「坪単価50万円で建てられる!」と掲げている会社があった場合、延べ床面積30坪の家を建てたら1,500万円くらいになるだろう……と、一応の目安にはなります。

但し一つ注意していただきたいのは、建物の“坪単価”を計算するための「本体価格」には、明確な定義が無いのです。
これが非常に厄介で、実際にかかる総額よりもずいぶん安く済むような錯覚を、消費者に刷り込むこともできてしまいます。

一般的には照明器具、カーテン、エアコンなどの費用は「本体価格」に含まれないことが多いのですが、生活必需品ですし、金額も大きいので含まれていると安心です。
逆に、必要不可欠な網戸や雨どいすら「本体価格」に含まず、いかにも安価に家を建てられるような誘い文句として坪単価を利用しているケースもあるようです。

そのケースの「坪単価」を吟味せずに契約した場合、最終的な工事費が想定以上の金額になってしまい、ローンの借入額を増やしたり、親御さんに借りるなどしてお金を工面することになるかもしれません。

そういった理由から、本体価格に必需品をすべて含めた結果として坪単価を高めに設定している正直な会社の方が、後々お客様に予算的な負担を掛けさせないという信念を持っていると言えるのではないでしょうか。

いずれにしろ最も重要なのは「その家で生活ができるようになるまでのトータルコスト」です。
不透明な要素のある“坪単価”を判断基準にするよりも、住めるようになるまでの総額を各社に確認して、ご自分の予算と各社の仕様や総額を照らし合わせて、よく吟味していただきたいと思います。

山梨県でよく売れている物件の広さ

山梨県でよく売れている“土地”は大体60坪前後の広さが多く、“建物”は延床面積32坪~38坪くらいが多いように思います。
現在ひかわ工務店が公開しているモデルハウスの広さも、延床面積約33坪と平均的な大きさです。
吹き抜け(延床面積に入らない)を採用しているため、より広く感じられると思います!

ひかわ工務店で家を建てるといくらくらいになるのか?自分の予算で建てられるのか?など、少しでも気になった方はぜひご相談ください。
現在、見学会を開催していますので、ひかわ工務店の家の心地よさも体感していってくださいね。

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