【2024年最新】体験談つきQ&A|浄化槽が必要な土地に家を建てないほうがいいですか?費用面、生活面、不便なこと……etc.

体験談

外構 駐車場コンクリート 浄化槽 土地

こんにちは、山梨県甲斐市のひかわ工務店です。
土地探しをしていると、浄化槽の設置が必要な土地を見つけることがありますよね。すなわち、公共下水道が未整備の土地のことです。

これまで公共下水道に接続された住宅に住んでいた人にとって、浄化槽での暮らし方は未知なもの。全く気を遣わずに暮らし続けると浄化槽が使用不能になってしまうので、浄化槽が必要な土地を避けて土地探しする人も少なからずいるようです。

そこで今回は、浄化槽を設置して家を建てた経験者に”浄化槽の体験談”を伺いつつ、Q&A形式で「浄化槽が必要な土地を買うか迷っている」人の疑問にお答えしていきます!

土地探し中の人や、これから土地探しを始める人はぜひ最後まで読んでみてくださいね。

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そもそも浄化槽ってどんなもの?浄化槽について解説している記事はこちら♪

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Q1:費用面から見ると、浄化槽が必要な土地に家を建てないほうがいいですか?

「浄化槽の必要な土地」にかかるコストは、主に設置費用(50万~100万円くらい)と、保守点検・清掃と法定検査の費用(年間3~5万円くらい)です。

※保守点検……点検業者さんが浄化槽の蓋を開けて、水質やバクテリアの状況などを検査してくれます。
※清掃……清掃業者さんが浄化槽に溜まった汚泥を汲み取って清掃してくれます。
※法定検査……公的な検査機関(県ごとにある)によって、適切な保守点検と清掃が行われているかのチェックが行われます。

これらのコストがかからない「下水道が整備されている土地」とトータルコストで比較をした結果、下水道のある土地に軍配が上がる可能性はありますね。
浄化槽が必要な土地だからといって、必ず土地価格が割安に設定されているとは限りませんし、下水道が整備されている土地だからといって、追加のコストがかからないわけでもありません。

その売り土地自体がもつ条件(傾斜がある、形が悪いなどさまざま)によって土地価格がひとつひとつ異なるため、浄化槽の有無だけでなく土地にかかるトータルコストで比較する視点を持つことが重要です。

ちなみに浄化槽設置に対する補助金は、自治体によって対象者や限度額が異なるので「〇〇市 浄化槽補助金」と検索してみてくださいね。

\体験談/

私が購入した土地は浄化槽を設置する必要がある以外にも道幅(が狭い)などの悪条件があって安めに売られていたため、下水道の整備されている地域で同じ広さの土地を買うよりよほど安かったと思います。浄化槽の設置費用と点検コストなどを鑑みても多分安いです。ただ「費用」は浄化槽の必要な土地と下水道の整備されている土地を比べる「要素の一つ」でしかないので、暮らし方などほかの要素自分にとって苦となるデメリットにならないか、生活ベースで想像してみるといいと思います。

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Q2:じゃあ生活面から見ると、浄化槽が必要な土地に家を建てない方がいいですか?

以下に浄化槽を使用する住宅での暮らし方の例を並べていきますので、読んでみて特に不満がなければ”生活面では、浄化槽が必要な土地に家を建てても大丈夫”と言えそうです。

【浄化槽を使用する住宅での暮らし方例】
塩素系漂白剤(〇〇ハイターといった洗剤)はバクテリアを死滅させる恐れがあるため多用NG
→中性洗剤や酸素系洗剤が好ましく、塩素系やアルカリ系の洗剤を使う際には「浄化槽でも使用可能」などの表記のある商品を選ぶようにして、用量を必ず守る
大量の水を一気に流すとバクテリアがダメージを受けるため、お風呂と洗濯の時間をずらすなど水をたくさん使う場面には気を付ける
食用油を処理する際は”揚げ焼きした残り”程度でも、紙などで吸い取ってごみとして捨てる
→バクテリアは油をあまり分解できないので、槽内に汚れが詰まって故障したり、結果的にバクテリアが死滅したりしてしまう
硫黄の成分が入っている入浴剤は使わない
→浄化槽内の水質を変えてしまう恐れがある

\体験談/

洗剤や水を使う時に「これってバクテリアに悪いかな?と考えながら暮らしているので、下水道が通っている土地を選んだ方が何かと気を遣わずに暮らせて楽ちんだっただろうとは思います(笑)でもそれより間取りとかの方がよっぽど気になるというか、後悔のもとになっていることが多いし、浄化槽の暮らしが大変だと思ったことはないですね。

Q3:浄化槽が必要な土地で家を建ててすぐに、下水道の整備が開始されることもあるんですか?

可能性はありますが、市の下水道整備の計画書をネットで確認したり、水道局へ直接確認することで事前に知ることができます。
また、自宅から下水道への接続が可能になっても、浄化槽から下水道への切り替えを強制されるわけではありません

\体験談/

我が家は大規模に土地開発が進んでいる地域の隣の地域なので、もしかしたら近いうちに下水道が整備されるかも?と思って市の事業計画図を確認しました。そこで少なくとも十数年先までは下水道の整備がない、と判明したので「それなら逆に諦めがつくから浄化槽でいいや」と夫婦で意見が一致して土地の購入に進んだ感じです。

洗面所 脱衣所 洗面台

Q4:浄化槽を使って暮らす中で「不便に感じていること」や、逆に「便利だと感じていること」はありますか?

不便なこと

不便なことというと、
塩素系ハイターの使い方にはかなり気を遣う
浄化槽本体の周囲1.5mくらい(屋外)はちょっと臭う
・浄化槽内に空気を送るブロワーがずっと屋外で稼働しているので、ブロワーに隣接した部屋で静かにしていると、ちょっと音が気になる
・暮らしているうちに家族間の浄化槽のためにこれはNG」という共通認識が段々とズレていき、定期的に注意して正していく必要がある
といったことが思いつきますね。

便利なこと

日常生活では浄化槽があるから便利だと感じたことはないです。強いて挙げるなら……もし周辺で下水管が壊れるなどの事故があったとしたら、うちは通常通り暮らせるだろうなぁとは思います。

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今回は浄化槽が必要な土地を検討している人にとって、気になるポイントをご紹介しました♪
ひかわ工務店のブログでは、このほかにも家づくりに役立つ情報を定期更新中です!ついでにこちらのおすすめ記事もぜひ、読んでみてくださいね。

先人の知恵を借りて、家づくりの参考に!/

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