【子育てコラム】子育て家庭の「間取りづくり」注目ポイント4選！

2021.07.27子育てコラム

こんにちは、ひかわ工務店です。家づくりを始めようと考えている方の中には、子育て真っただ中！という方も多いのではないでしょうか。
今回は、子育て家庭の家づくりで気を付けたい、間取りに関するポイントを4つご紹介します！

▼POINT1：「下地」を入れる場所を決めておく

間取りづくりの際、意外と存在を忘れられがちなのがベビーガードなどの「突っ張り式」家具。突っ張る部分が両方とも柱に当たる場所なら問題ないのですが、石膏ボード（壁紙の下に入っている石膏の板）に当たる場所で強く突っ張った場合、壁が破損してしまう恐れがあります。

部屋同士を仕切る「内壁」はほとんど石膏ボードでつくられるため、突っ張り棒を使う可能性のある場所や、テレビの壁掛け金具を取り付ける場所など、大きな力のかかる場所には「下地」＝石膏ボードの裏に木材（間柱、合板など）を入れておく必要があるのです。

下地の入っている部分なら、強く突っ張っても、釘やネジを打っても安心ですね。

▼POINT2：「将来仕切れる子供部屋」のその後を考える

子育て家庭に人気の間取りのひとつに「将来2部屋に仕切ることのできる大きな子供部屋」がありますが、その後のことをよく考えて導入するのがおすすめ。というのも、後から壁の工事を頼むのが面倒になったり、お子様たちが各々の部屋を必要とする時期がズレたり、そもそも別々の部屋を欲しがらなかったりして、結局仕切れなかった……という後日談をよく耳にするのです。

仕切るなり仕切らないなり、あらかじめ計画を立てていれば、家具を造作したり共有クローゼットをつくったりと、より自由な子供部屋の間取りを考えられたはずです。「少しもったいないことをしたな」という後悔をなくすためにも、子供部屋をつくる際には
・仕切るかどうか
・いつ仕切るか
・何でどうやって仕切るか
・お子様の巣立ち後はどう使うか
といった点を事前に考えておきたいですね。

▼POINT3：キッチンに回遊性があるとプチストレス軽減に

「高い」「設置スペースがない」といった理由で選択肢から外す方も多いアイランドキッチンですが、2方向からアクセスできるキッチンはストレス軽減にとても役立ちます。

冷蔵庫や食器棚は、大抵の場合キッチンの端に設置しますよね。左右どちらからでもキッチンに入れる間取りならば、料理中に冷蔵庫に飲み物を取りに来たり、食器棚にお箸を取りに来たりした家族と、互いに気を遣う必要がなくなります。

ほかにも、リビングでの作業中にお鍋が噴きこぼれた際もコンロに直接辿り着けますし、家族と手分けして配膳する際にも、動線が分散されることでキッチンの入り口に渋滞が起きず、ストレスフリーです！

アイランドキッチンにすることで多少費用が上がることは避けられませんが、スペースに関しては工夫次第で採用できます。特に「幅が足りないので入らない」という場合は、幅を狭くする代わりに奥行きを深くすることで入る場合がありますよ。

この場合はシンクとコンロの間（まな板などを置く部分）が狭くなりますが、ワークトップの奥行きが広がることで結果的に作業スペースがかなり広くなります。さらにカウンターの下のスペースを利用して大容量の収納を造り付けられるので、LDKで必要な物をひとまとめに入れておけそうです。

立つ時間の長いキッチンだからこそ、ストレスフリーな工夫を施して、笑顔でお子様と向き合いたいですよね。

▼POINT4：バリアフリー仕様は移動可能なものに

家づくりの際に、お子様用の手すりや玄関ベンチをつけたい！というとてもお子様想いな方もいらっしゃいます。バリアフリーを取り入れるなら、移動可能な仕様にするのがおすすめです。

小さなお子様に便利な仕様は、何十年も経って高齢者となったご自身にとっても便利です。しかし、高齢者となるのはまだまだ先のこと。バリアフリー仕様が不要な期間の方が圧倒的に長いのです。不要な期間には外しておき、居住空間を広々と使える“お手軽なバリアフリー”が、健康寿命の長い現代にはちょうどいいのではないでしょうか。