【2024年版】【二世帯住宅コラム】現代の二世帯住宅のあり方~理想的な間取りって?どうやって家づくりを進める?~

二世帯住宅コラム

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こんにちは、山梨県甲斐市のひかわ工務店です。
核家族世帯が増える中でも、多くの人が家づくりの中で選択肢に入れる二世帯住宅
共働きで親世帯と一緒に子育てをしたい親世帯が高齢になった時のために家をひとつにしておきたい、など理由は人それぞれですよね。

しかし、どんなに思いやりにあふれた理由であっても、元々他人であった人同士が一緒に暮らすにはストレスがつきもの。いくら仲が良くて関係が良好でも「若干気になる」ことの積み重ねが大きな不満へと変わってしまうことがよくあります。

そこで今回は、ひかわ工務店の考える「現代の二世帯住宅」のあり方についてご紹介したいと思います!
二世帯住宅を検討している人はぜひ、参考にしてみてくださいね。

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現代の二世帯住宅、理想的な形は「完全分離型」か「一部共有型」

ダイニング テーブル 拭き抜け

二世帯住宅の主な形は
・完全分離型
・一部共有型(部分共有型)
・完全同居型

の3タイプに分かれます。
特に決まった呼び名はないため媒体によって表記が違うことがありますが、意味するものは同じです。

この中から、家族の暮らし方や性質などによって違いはありますが「理想的な形」をつくりやすいのは完全分離型か、一部共有型のどちらかではないかと考えています。
まずは完全分離型と、一部共有型の特徴について説明しますね。

【完全分離型の二世帯住宅】

完全分離型は、親世帯と子世帯の居住空間が完全に区切られて交わらないタイプの二世帯住宅です。
同じ敷地内に各々の建物が二軒建っているケースもあれば、ひとつの建物の中が完全に区切られているケース(主に左右に分かれる)もあります。

図解 観戦分離型 二世帯住宅

一日のタイムスケジュールは親世帯と子世帯で異なりますし、親世帯は今後早寝早起きの傾向になっていくことが多いため、時が経つほど活動時間のズレが大きくなっていきます。
居住空間が完全に分かれた「完全分離型」の二世帯住宅なら、普段は顔を合わせずに過ごしていても時々食事を一緒にとる、といった隣人感覚の適度な距離感を保って暮らすことができそうです。

ちなみに、ひかわ工務店のおすすめは左右で分かれる形の完全分離型。「長屋」のように、二階建ての家が二軒寄り添うような形です。
この場合は足音や洗濯の音、お風呂などの騒音が伝わりにくいほか、庭を共有スペースにすることで「ほどほどのつながり」が生まれるというメリットもあります。
庭は生活動線上にないので毎日必ず顔を合わせるというわけでもなく、それでいて庭あそびは一緒に楽しめるという”ゆるさ”が絶妙ですね。

【一部共有型の二世帯住宅】

一部共有型は、玄関やリビングなど居住空間の一部を共用スペースにして、その他の場所は分離されているタイプの二世帯住宅です。

図解 一部共有型 二世帯住宅

共用にするスペース、例えば玄関を二か所つくらなくていいなど金銭的なメリットがあるほか、完全分離型だと少し抵抗感がある……という人にも受け入れやすい形ではないかと思います。

一部共有型の二世帯住宅を建てる場合には、洗面所や脱衣所など「特に気を遣う場所」の配置にはできる限りのストレス回避策を立てておきたいところです。
二世帯住宅を建てるならば、大前提としてその家を家族みんなが帰る場所・リラックスして過ごせる場所にしなくてはなりません。
たとえ小さなストレスだとしても、予測できるものはすべて回避or対策を講じておきたいですね。

どんなことをストレスに感じるのか、ポイントは人それぞれですが、一般的なものを挙げてみると……

  1. 化粧途中で義両親と顔を合わせるのが嫌だ
    ドレッサースペースや洗面所を各々に配置する
  2. 夜遅くに帰る日はお風呂などで音を出すのが憚られる
    →お風呂やトイレなど排水音の気になる設備を各世帯で設けて、線対象に配置することで騒音が寝室へ届かないようにする
  3. 光熱費の負担割合に不満がある
    →電気メーターを分ける、支払いを分けるなどしてお互いの使用量・支払額を明確にする

などなど。こちらの記事に「あるある」をまとめていますので、あとでチェックしてみてくださいね。

ストレスの種は違えども、お互いの健康を守るために”行き過ぎた遠慮”をしてしまわないように細心の注意を払って間取りを考えたいですね。

ひかわ工務店での二世帯住宅の家づくりの進め方

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ひかわ工務店の場合は、二世帯住宅の家づくりの際は両世帯同席の打ち合わせに加えて、親世帯のみ/子世帯のみとの打ち合わせも行うようにしています。
二世帯住宅の家づくりでは多くの場合、一方(特に親世帯)に金銭的負担が大きくなり、お互いに気を遣って本心を隠してしまうことが多々あるためです。

親世帯と子世帯がお互いをどんなふうに思いやっているのか、どんなことが心配なのかといった事情を理解した上で問題を解決し、対策を講じていくことで、ご家族みんなが居心地よく感じられる家をつくるのが私たちの役割だと思っています。

単世帯での家づくりよりも時間がかかってしまうかもしれませんが、身体的にも精神的にもストレスのない暮らしができるようじっくりとお話を聞き、プランをつくりあげていきたいと思っていますので、それぞれの考えを遠慮せずにお聞かせくださいね。

もしも今、ブログを読んでくださっていて「二世帯住宅の家づくりの進め方に不安がある」という人がいらっしゃいましたら、ひかわ工務店にぜひ一度ご相談ください。
みんなが納得できる素敵な二世帯住宅を、一緒につくりましょう!

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