【二世帯住宅コラム】二世帯住宅あるある～ルールのお困り編～

2022.04.28二世帯住宅コラム

こんにちは、山梨県甲斐市のひかわ工務店です。
夫婦で一緒に暮らし始める時には、お互いが暮らしやすいようにと生活のルールを話し合う人が多いですよね。同じように、二世帯住宅で義理のご両親と同居を始める際にも話し合ってルールを決めるという人は多いんです。

しかし、最初にどれだけ考え抜いて決めたルールでも、時が経つにつれ“落とし穴”が見えてくるもの。義両親にルール変更を申し出ることができず、モヤモヤを抱えてしまうことも珍しくありません。
そこで今回は、二世帯住宅あるあるとして「ルールについての困りごと」を4つご紹介します。二世帯住宅を検討している方は、ぜひ参考にしてみてくださいね！

▼あるある1：「光熱費は折半で」は、意外と不公平……？

親世帯が定年退職していたり専業主婦・主夫をしていたりして、子世帯は共働きという場合だと、在宅時間の格差から「光熱費が折半なのは不公平なのでは？」と感じるようになってくることも。

二世帯住宅は単世帯用の住宅よりも面積が大きいことが多いため、共用LDKを広くとった場合などは冷暖房費も特に高くなりがちです。

同居が始まる前に
・在宅時間の割合に合わせて、ざっくりと分担比率を調整する
・念のため“子メーター”をつけて、それぞれの世帯が使った分だけ払うことにする
などのルール決めをしておくと、後から言い出すよりもずいぶん気が楽になりますよ。

▼あるある2：共有部分の管理は、誰がする……？

共有玄関やLDK、廊下などの“掃除”は当番制にするなどルール化する人は多いのですが、意外と後から困ることが多いのは「インテリアや収納量の管理」なのだそう。
気が付いたら玄関に絵が飾ってあったり、正直好みではないスリッパ一式が揃えられていたり、収納の中が占領されていたり……。
特に「良かれと思ってやったんだろうな」と感じるものに口出しするのは、気が引けてしまいますよね。

お子様がある程度大きい場合はお子様をインテリア係に任命してみたり、収納の使用量についてはそれぞれのテリトリーを決めておいたりするのも、有効な手かもしれません。

▼あるある３：お風呂や洗濯は忖度抜きで！

お風呂や洗濯機を共用にする場合は、ルール決めの時点で忖度しない、遠慮しないことが最も重要なようです。

・洗濯物を完全に分けたいと言い出せなかったために、おしゃれ着洗いをするために分けて置いていた服まで普通に洗濯され、伸びてしまって悲しかった
・遠慮もあってお風呂の順番を親世帯→子世帯の順番にしたが、どうしても湯船に残された汚れが気になる。親世帯が使ったあとに一旦お湯を抜いて沸かし直したいけど、気を悪くされそうで提案できない

など、最初に「細かいことは気にしない」と自分に言い聞かせるようなルールを作ってしまうと、後々苦しむことに……。
予測のつかないトラブルが多い二世帯住宅暮らしだからこそ、こうした「よその家の失敗談」を引き合いに出して「“念のため”洗濯物とお風呂はそれぞれの世帯で完全に分けましょう」と予防線を張ってスタートした方が安心かもしれませんよ。