【対談コラム】ほんとに“住めば都”になる?後悔しない家づくりの秘訣を知りたい!

対談コラム

LDK 住めば都 後悔しない家づくり

こんにちは、山梨県甲斐市のひかわ工務店です。
ほとんどの方にとって、家づくりの予算には限りがあるもの。その範囲で後悔しない家をつくりたい!と考えている方は多いですよね。

家づくり真っ只中のエスさんも、家を建ててから後悔するのが怖いと感じているようです。
今回は「後悔しない家づくり」をテーマにお話ししていきますので、ぜひ対話の中から家づくりのヒントを見つけ出してくださいね!

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…*エスさんDATA*…
山梨県“外”在住の2児のママさん。仕様決めに難儀しながらも家づくりの真っ只中!

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樋川さん、こんにちは!

こんにちは!エスさん、家づくりの進捗はどうですか?

間取りの大枠が決まって、細かい仕様を詰めていってます!どこにカウンターを作るとか、タイルを貼るとか。

だいぶ進みましたね!それじゃあ、仕様のことでお悩みなんですか?

そうですね、仕様決めもすごく難しくて。予算があるから全部を希望通りにはできないじゃないですか。だから樋川さんが言っていたように優先順位の高いものから採用していこうって思ってはいるんですけど、その優先順位の付け方”が間違ってた!って後悔することにならないか?っていう不安もあるんです。

あぁ~、それはよく聞きますね。でも、年月が経てば家づくり当時と優先順位が変わるのは普通のことなんですよ。エスさんもご夫婦で家づくりの話し合いをしているうちに、考えがすっかり変わったこととかありませんか?

ありますあります、換気システムのこととか。最初は第一種換気がマスト!って思ってましたけど、夫と話し合ったらダクト式の第三種換気がいいなってすっかり考えが変わって……。

そうなんですよ、人って数日のうち、数時間のうちに考えがすっかり変わったりするものなので、優先順位の付け方だって「その時考えうる限りの条件」で付けたもので。自分にちょっとした変化が起きれば、考えが広がって“過去の選択とは違うものを良しとする”ことだって何度も経験するものだと思いますよ。

LDK 吹き抜け スケルトン階段

それは確かにありますね。昔、髪の毛を暗く染めたから暗い色のアイブロウとかコスメを買い揃えたんですけど、一か月後にはすっかり明るい髪色に抜けちゃって、全部要らなくなってどうしようってことがありました(笑)今度は明るい色のコスメに戻さなきゃっていう。

その時って後悔しました?

んー、後悔ではなかったですね。多分5千円分くらいのコスメを買っちゃったと思うんですけど、その時は暗い髪色にしたかったんだし、そうなったら暗い色のコスメも必要だったしな~って。

お~、やっぱり。その時やりたいことをやった結果の失敗って、あんまり後悔にならないんですよ。家づくりでもそれは同じです。

ハッ!なるほど……!失敗したかもしれないけど、満足してるから後悔しない、この感覚ですか。

そうです!未来の自分がつける優先順位なんて予想できないから、今の自分がやりたいと思っていることに優先順位をつけたらいいと思います。その順位づけの基準も難しいと思うかもしれないんですけど、例えば“家族にとって役に立つ“度で順位をつけるとか“それがあったらワクワクする”度でつけるとか。ピンときた基準を軸にすると、今の自分なりの満足できる優先順位ができ上がると思います。

ほうほう。私の場合は何を基準にしたらいいんだろう。でも、ワクワクする度っていうのはピンと来ました!

いいですね。それはエスさん自身がワクワクできるか、家族みんなでワクワクできるか、どっちだと思いますか?

家族みんなかな~、今は家族を優先する自分でいたいです。

それも良い価値観だと思います。それなら、仕様の選択を迫られた時に「どっちを選んだ方が、より家族がワクワクできるか」が基軸になりそうですね。

LDK 吹き抜け ナチュラル系

悩んでる仕様でぱっと思いついたのが、タッチレス水栓とか、トイレの壁紙を消臭機能あるやつにするか「オプションをつけるかどうか」の選択なんですよね。タッチレス水栓なら、採用したらきっと家族がワクワクする。うん。トイレの消臭壁紙は、別にワクワクはしない。じゃあ要らない。……あー、ちょっと分かってきました。今の自分が納得した基軸で考えれば、こうやって手放したものも惜しくないですね。

おぉ~、さすがですね。今は家づくりの打ち合わせから離れてるので、俯瞰で考えやすいかもしれないです。よくあるのが、キッチンとかの水回り設備ってメーカーのショールームで実物を見てその場で仕様を決めることが多いんですけど、ショールームでいろいろ見てワクワクすることでついオプションをつけちゃうっていう。

そのワクワクは一時的なもの、ってことですか?

一時的とも言うのかな。より正確に言うと、その時はショールームで実物を目にしてる分、そっちのワクワクが勝っちゃうんですよね。そこを冷静になって「シャワーヘッド変えたら何万円だから、じゃあリビングの間接照明やめる?それじゃワクワクしないよな」みたいに家全体を見るビジョンに立ち返って、地に足が着いた状態でワクワクするものを選べるかどうかってことです。

あー、なるほど。落ち着いてから考えないと難しそうですよね……ショールームに行ってその場で仕様を決めるっていうのが家づくりの落とし穴みたいに感じちゃいます。あらかじめカタログで「こういう組み合わせにする」って決めておかないと、何にしようかな~みたいなマインドで行くと危ないですね。

住設のショールームに行ったら絶対即日で決めるってわけではないんですよ。少しでも早く住み始めるためにスピーディーに家の内容を決めていきたいっていう人は多いので、そうするとショールームに何回も足を運ぶのは手間に感じてしまうというか。エスさんが言うようにカタログの情報でほぼ決めておいて「実物見ないと分からないな」っていう所だけ保留にしておくのは良い作戦かもですね。

その場その場でブレないように「何にこだわって、それにいくら予算をかけているか」を可視化しておいた方が良さそうですね!

良いですね、スマホにメモしておいたらいつでも見られて、旦那さんとも共有できますしね。

ですね。私が「タンクレスのトイレもいいな~」とか悩んでる横で夫がスマホを取り出して「その金額だと何々のオプションをやめることになるけど大丈夫?」って言ってくる様子がもう、想像できます(笑)

バランスの良いご夫婦だと思いますよ!案外旦那さんの方が節約したい感覚が強いってことも多くて、でも節約しすぎると満足な家じゃなくなってしまうので、奥さんがいろいろと希望を口に出してくれることでうまく回っていくケースも結構あります。

ダイニング キッチン スケルトン階段 吹き抜け シンプルモダン

おー、そうなんですね。住めば都とは言いますけど、満足できてない家にこんな高いお金は払えないです……。

そうですね、私達もお客様に「住めば都だった」なんて言わせないように、満足度の高い家に仕上げていきたいと思いながら打ち合わせに臨んでます!

その時やりたかったことを叶えて満足できる家に仕上がれば、失敗したと思う部分があっても後悔はない!ですね。

です!失敗した~と思った部分も、単純に自分の考え方が変わっただけで失敗はしてないってことも多いですからね。

あ、それ聞いたことありましたね!子どもが大きくなってから「ここにピアノ用のコンセントがあれば~!」って思うけど、それは失敗じゃなくて生活の変化じゃないかみたいな。

まさにそれです。家づくりの最中は「失敗して後悔するかも」って不安になるんですけど、自分が納得できる基軸をもって家づくりができれば「失敗しても後悔はしない」から安心して欲しいですね。

失敗しても後悔はしない」って、なんかお守りみたいな言葉で良いですね!

その感受性、素晴らしいです。そうは言ってもたくさん悩むと思いますが、仕様決めがんばってくださいね!

ありがとうございます。また行き詰まったら相談させてください!

もちろんです!ご相談お待ちしてま~す。

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後悔しない家づくりの秘訣は、今の自分が満足できる家を目指すこと……という意見に落ち着いたようですね。
皆さんなら、どんなこだわりを満たしたら「多少の失敗があっても気にならない」くらい満足できる家になると思いますか?

きっとそれが家づくりのヒントになると思います。
ぜひ忘れずにメモしておいてくださいね♪

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