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【一問一答】ランドリールームは必要?洗濯動線にまつわる疑問をプロに聞いてみた!
Q&A
こんにちは、山梨県甲斐市のひかわ工務店です。
家づくりを始めると、多くの人が一度は検討する「ランドリールーム」。
SNSを見ると肯定的な意見が多数を占めていますが、実際の使い勝手や、不便な部分も知りたい!と思っている人は多いですよね。
そこで今回のブログでは、家づくりのプロとして「洗濯動線にまつわる一問一答」に計9問答えてみました!
ランドリールームについて少しでも多くの情報を知りたい人はぜひ、参考にしていってくださいね♪
以前更新したQ&Aつきのランドリーコラムも併せてご覧ください!
ベランダに干す習慣がある人や、他に干す場所を設けていない人はベランダに外干ししています!
必ず外干しする人もいれば、ベランダに物干し竿を取り付けていても部屋干しがメインという人もいます。
太陽光で乾かしたいというこだわりがある場合を除いて、多くの場合は「部屋干しでは乾かなかったり、生乾き臭がついてしまったり、そもそも部屋干しするスペースがないから」などの理由で外干しをしている人が多い印象です。
ちなみに、ひかわ工務店のスタッフ(新築5年)いわく「それまでワンフロアの賃貸で生活していて、かなりズボラな性格の自分には、洗濯物を持って毎日階段を上り下りするのが無理でした」とのことです。
正直なところ、ご想像通りのサンルーム以上のものをつくるには既製品だけでは難しそうです。
サンルームというと、外壁に沿って取り付けられているガラス張りの空間を思い浮かべますよね。
どういったサンルームを「おしゃれ」と定義するかは人によりますが、皆さんが今想像したサンルーム以上のクオリティを理想とするのであれば、造作サンルームという形で手間暇をかけてつくるのがいちばん理想に近いと思います。
またサンルームとランドリールームは若干用途の違うスペースなので、自分の用途に合っているのがどちらなのかも検討したいですね!
ランドリールームは本来洗濯がメインの場所で、余裕があれば部屋干しのスペースもとります。
サンルームは日の当たる多用途な場所で、物干しに限らず植物を育てたり、読書をするなどさまざまな使い方が想定されます。
一階の方が便利というケースが多数派だと思います。
洗濯機を一階に置くケースが多いので、干す動線を考えると同じ一階に部屋干しスペースがある方が便利だと考えられますね。
ただし、乾きやすさを優先する場合は二階の方が部屋干しスペースに向いています!(理由はこの次の質問への回答と重複するため、ここでは割愛します)
濡れた洗濯物は重たいので階段を上るのが大変……という意見は以前から多いのですが、実は濡れている方がコンパクトに運べるというメリットもあります。
フワフワに乾いた洗濯物は体積が増えてしまい、それはそれで運ぶのが大変なんです。
二階で干して、二階に収納できるという動線の場合には、部屋干しスペースも二階に設けて”濡れてコンパクトになった洗濯物を運ぶ”という選択肢も出てくると思います。
家の中でいちばん暖かいところ、いちばん高いところです。
暖かい空気は上昇するため、吹き抜けがあれば吹き抜けの高いところ、勾配天井ならいちばん高いところが乾きやすくなっています。
暖かい場所の方が早く乾くメカニズムについては、超ざっくりと「温度の高い方が、水分が抜けるのが早い」と考えていただければOKです!
ちなみにひかわ工務店の家の場合は、吹き抜けの近くに部屋干しスペースを設ける場合もあれば、脱衣所を広くとってランドリールームと兼用する場合もあります。いずれもエアコンを効率よく利用できるように計算しているので、しっかりと乾きますよ♪
生活動線上にあって毎日手動で上げ下げをするなら、面倒に感じるかもしれません。
「面倒かどうか」というのはその人の性格によるため断定はできないのですが、
・生活動線上にあるので毎日上げ下げをする
・電動ではなく手動式
の両方が当てはまる場合は、面倒に感じる人が多そうだという印象です。
生活動線上ではなく、吹き抜けの上の方に干したいので昇降式の物干しを使うという場合なら手動式でも気にならない可能性がありますし、電動式なら面倒な部分がなくなるのでむしろ楽だと感じるかもしれません。
ひかわ工務店ではワイヤー物干しを使うことも多いのですが、ワイヤーの場合は「二本つけて、一本は出しっぱなしにして洗濯物が多い時だけ二本目を出す」など融通が利くのでおすすめですよ。
生活スタイルによって置く場所が全く違うので、参考例をご紹介しますね!
間取りや生活スタイルによって、乾いた洗濯物の取り扱いも変わります。
ひかわ工務店のオーナー様や、身近な人に聞いた例をご紹介しますね。
①部屋干しスペースのカウンターに置いておき、畳める時にその場で畳む。
②ハンガーのまましまうので、洗濯機を回している間にクローゼットに片付ける。小物はカゴに取り込んで、リビングで畳む。
③あえてソファに取り込んでおき、テレビを見ながら畳むのを習慣にしている。
「洗濯物の山ができない」ように暮らしている人の例でした。毎日畳む時間をつくって畳む→しまうをいっぺんに終わらせているようですね!
逆に「山ができても仕方ない」と割り切って、週に2,3回時間をつくって一気に畳む→まとめてしまう、という意見もありましたよ。
あったら便利に感じられると思います!
ランドリールームがなくても滞りなく生活できますが、あったら便利に使えるのではないかと思います。
脱衣所を少し広くとって、物干しスペースを確保するのが最も省スペースなパターンです。エアコンを使うとしっかり乾かすことができるので、脱衣所兼ランドリールームをつくる場合はエアコンも設置できるといいですね!
ファミリークローゼットとランドリールームを兼用して一階にひと部屋つくることができると、洗濯動線が最短で完結します。
ひかわ工務店でも最短洗濯動線の事例があるので、ぜひ参考にしてください♪
部屋干しで壁内結露が起きる家は、部屋干ししなくても結露します!
ひかわ工務店の家のように、気密シートを使って水蒸気をシャットアウトするような気密施工をしている家であれば、壁内結露は起きません。
(屋内側の湿気で結露が起きたとしても、目に見える場所に発生するため対処が可能です)
そうではなく壁が水蒸気を通してしまう家の場合は、部屋干しをしなくても湿度の上がりやすい脱衣所やキッチン周辺で壁内結露を起こしてしまうのではないかと思います。
おまけに壁内結露が起きるような条件下で部屋干しをしても、なかなか乾かず大変なことばかり。
気密性と部屋干しについての詳しいお話はこちらで紹介しているので、もっと知りたい人は下記の記事も読んでみてくださいね。
とてもざっくり言うと、その会社の坪単価×1.5です!
3畳というと1.5坪にあたるので、1.5坪の部屋をつくるのに必要な分の金額がかかります。
これは各社の設定している工事費や材料費にもよりますし、平屋部分で増えるのか、総二階の部分で増えるのかといった違いもあります。
・坪単価60万円の会社なら3畳=90万円
・坪単価80万円の会社なら3畳=120万円
・坪単価100万円お会社なら3畳=150万円
という風に、大体の目安は坪単価で測ることができますね。
しっかりと金額を出して欲しい場合は、そのプランをつくってくれているプランナーさんに確認しましょう!
洗濯動線にまつわる9つの質問でした♪
結論としてはやはりあったら便利なスペースですが、どのような形で、どのくらいの広さで設けるのかは自分しだい。
ぜひ今回のブログを参考にして、自分に合ったランドリールームのとり方を考えてみてくださいね!
ひかわ工務店の公式ブログでは、家づくりに役立つ情報を定期的に発信中!
この機会に他の記事も読んでみてください♪
\部屋干し関連コラム/