対談コラム
【メリット&デメリット】太陽光発電&蓄電池のメリット・デメリット!蓄電池との組み合わせは必須なの?
家づくりコラム
こんにちは、山梨県甲斐市のひかわ工務店です。
今年は夏の暑さがいつまでも続き、電気代も例年より高かったという人が多いのではないでしょうか。
束の間の過ごしやすい秋もあっという間に過ぎ去り、今度は暖房器具をヘビロテする日々に……。
電気代を心配に思って太陽光発電と蓄電池の導入を検討した、今まさに調べている、という人もこのブログを読んでくださっているのではないかと思います。
そこで今回のブログでは、太陽光発電と蓄電池のメリット・デメリットなどについてご紹介していきます!
これから家づくりをする人も、家づくりは完了したけれど太陽光発電や蓄電池を検討している人も、ぜひ参考にしてみてくださいね。
太陽光発電と蓄電池のメリット・デメリットは「住まい方による」が前提になる
太陽光発電や蓄電池のメリット・デメリットについて調べれば調べるほど混乱してしまうことが多いのは、前提条件の異なるいろいろな人の”主観的な意見”が入り混じっているから。
具体的に言えば、住んでいる建物の性能、そして住んでいる人の「住まい方」によって太陽光発電と蓄電池の必要性やメリット・デメリットに違いが出てきます。
建物の性能や住まい方に関係のない要素としては、これらが挙げられます。
【太陽光発電】
●デメリット…初期費用(設備費用+工事費用)がかかる。屋根の上にソーラーパネルが載るので外観に影響がある。
【蓄電池】
●デメリット…初期費用(設備費用+工事費用)がかかる。
※メリットに関しては、どちらも性能や住まい方によって大きく異なるためここでは省いています。
ちなみにそれぞれの機器の交換サイクル目安は、メーカーにもよりますが
・ソーラーパネル…20~30年で交換
・パワコン※…10~15年で交換
・蓄電池…10~15年で交換(リチウムイオン電池の場合)
と公表されていることが多いようです。
(自然災害による故障・破損には火災保険が適用されるケースが多いため、デメリットには数えていません。)
※パワコン……パワーコンディショナーの略。電気の調整や管理をする装置。
後述しますが、太陽光発電+蓄電池の併用で電気代を浮かせることができる場合には「初期費用」が「電気代の前払い」のようなイメージになります。
設備費用・工事費用ともに施工業者によって価格設定が異なるため、価格の比較に加えて入念なシミュレーションも必要です。
導入にいくらかかり、その金額を賄って余るほどのメリットがいつから生まれるのか。
建築会社ともよく話し合い、自分にとって「初期費用がかかる」ことがデメリットなのかどうかを見極めなくてはなりません。
太陽光発電と蓄電池が最も有効活用されるパターン
太陽光発電&蓄電池を最大限に有効活用するためには、家の「性能」と「住まい方」が重要になります。
ここでは「性能について」「住まい方について」「太陽光発電&蓄電池を最大限に有効活用できるパターンについて」の3項目に分けてご説明しますね。
【性能】について
太陽光発電で蓄電池に電気を貯めて有効活用する暮らし、その中でも両システムを最大限に有効活用するためには、蓄電した電気だけで生活を賄える”省エネな家”であることが必須になります。
気密性の高さ、断熱性の高さに加えて換気性能の高さ、省エネを実現できるよう工夫された換気計画。これらが揃っていることで、少ないエネルギーで快適な空間を保ち続けることができるようになるのです。
※省エネな家についてはこちらの記事で解説しているので、さらに深堀りしたい人はぜひチェックしてみてください。
【住まい方】について
太陽光発電&蓄電池を有効活用……と言うと、電気代を浮かせるという金銭面に集中してしまう人も多いのですが、ひかわ工務店の考える「有効活用」は金銭面に限らず、快適に心のゆとりをもって暮らせる方法のことを指しています。
ひかわ工務店が理想とするこれからの住宅は、在宅している人のあるなしに関わらず「屋内すべて」が常に快適な状態を保ち続けるもの。
これは人体の健康にも、一緒に暮らしているワンちゃんや猫ちゃんなどペットの健康にも、家の健康にも、家の中にある「物」の寿命にも大きく関わります。
屋内すべてを快適な状態にするためにも、先に挙げたような高い性能は必須です。
その性能を生かして、できるだけ省エネルギーで快適な室内環境をキープするわけですが、さらに「電気代」という金銭面を助けてくれるのが太陽光発電&蓄電池の合わせ技なのです。
非常にざっくりとしたイメージですが、太陽光発電で貯めた蓄電池の電気だけで普段は生活し、悪天候がつづくなどして蓄電が不足した場合だけ”電力会社に課金する”といった感じでしょうか。
年々、電気料金が高騰して「電気は買うよりつくるもの」という考え方が浸透してきていますから”なるべく無課金で”電気を賄うという住まい方は想像しやすいのではないかと思います。
【太陽光発電&蓄電池を最大限に有効活用できるパターン】について
これまでに出た要素をつなげると、太陽光発電×蓄電池を最大限に有効活用して暮らすには「蓄電池に貯めた電気だけで快適な空間を24時間キープできるような、性能が高くて換気計画も練られた家」であることは必須条件であることがわかりました。
それに加えて、太陽光発電で蓄電池が満タンになったら、あふれた電気を売電できるよう売電契約をしておくのがおすすめです。
さらに言えば、日中に蓄電池が満タンになっている時間が長いと売電量も増えるため、日中は留守にしていることの多い住まい方をしているご家庭の方が金銭的メリットは大きいかもしれません。
日中の電気消費量を抑えて売電量を増やすために、昼間は冷暖房を切るといった無理のある住まい方は本末転倒です。
実際にひかわ工務店のオーナー様でも、太陽光発電と蓄電池を有効活用して毎月の電気料金がほぼ基本料金のみ、むしろ売電収入でプラスに、という理想的な暮らし方を実現している人もいらっしゃいます。
まさに「初期費用として電気代を前払い」したような感覚ですよね。
太陽光発電や蓄電池がなくてもいいかもしれないパターン
これまでとは逆に、太陽光発電や蓄電池を有効活用できないパターンも考えてみましょう。
①引っ越しの可能性がある
引っ越し先に太陽光パネルや蓄電池を移設することも可能ですが、撤去費用、移送費用、再設置費用まで考慮すると、引っ越しを見据えて設置を見送る方が無難だと考えられます。
②毎月の電気料金が安い
電気料金プランや、日々の暮らし方、どういった理由かはそれぞれにあると思いますが、現状の暮らしに満足していて電気代にも納得している場合には、無理に太陽光パネルや蓄電池を設置する必要はないでしょう。
③電気代削減のために蓄電池だけ導入したいという人
「蓄電池を使うと電気代を安くできる」という説をよく耳にしますが、これはいわゆる「深夜料金」のある電気料金プランを契約している人が、電気を使う時間をうまく調整した”努力の結果”そうなるというお話だと思います。
電気代削減だけが目的の場合は、太陽光発電の方が活用しやすい場合もありますので、よく検討したいところです。
蓄電池の説明をメインにしたブログもありますので、こちらも併せてご覧くださいね。
これから家を建てるなら、太陽光発電&蓄電池を生かせる暮らしをしてほしい!
これから数十年という長い時間をすこやかに過ごすために、今から家を建てるなら太陽光発電&蓄電池を最大限に有効活用できる家をつくるのがおすすめです。
これだけ家づくりの情報が溢れている現代でも、家を新築して住み始めたら寒い、暑い、結露もすごい……といった切ない報告が後を絶ちません。
現代の新築住宅なのに「ヒートショック事故」で命を落とすということも、残念ながら0ではないのです。
ひかわ工務店では身体的にも精神的にも末永く健康に暮らせるよう、快適性にも省エネ性にも、デザイン性にも一切手を抜かない家づくりを行っています。
私たちにとって高気密や高断熱は、目的ではなく手段。オーナー様ひとりひとりが、家族みんなで笑って過ごす毎日を送ることができるよう、日々の学びと経験をひとつの家に注ぎ込むのです。
少しでもひかわ工務店のことが気になったら、ぜひ見学会や相談会にお越しくださいね。
11/23(土)24(日)開催の完成見学会はこちらからチェックできます♪
ひかわ工務店の家づくりをもう少し知りたい人はこちら♪
\お役立ちブログもたくさん!/