施工カタログ
【お洒落に暮らす】デザインコラム#7「北欧シンプルモダンの作り方」
デザインコラム
こんにちは、ひかわ工務店です。ひかわ工務店自慢のデザイン力でお洒落に暮らすためのデザインコラム。第7弾は、「北欧シンプルモダンの作り方」についてお話しします。
▽デザインコラムバックナンバー
#1「照明計画」
#2「キッチンデザイン」
#3「ブルベ/イエベから考える色使いのルール」
#4「暮らしを自分でデザインする収納力」
#5「素材の選び方」
#6「間取りは“家具”から見えてくる」
▼北欧シンプルモダンの「シンプルモダン」は線を少なく!
北欧シンプルモダンはその名の通り、「北欧系」と「シンプルモダン」を掛け合わせたスタイルです。そのため、シンプルモダンの特徴である“線の少なさ”が、調和のとれた北欧シンプルモダンのキーポイントになります。
模様や空間を区切る「線」とは、例えば扉や窓、扉枠や窓枠であったり、階段の手すりであったり、家具、家電、カーテンレールなど、部屋を見渡した際に目に入るあらゆるものに当てはまります。
空間をよりシンプルな見栄えにしていくために、視界からできる限り“線”を減らしていくのが、シンプルモダンの基本なのです。
写真のように、階段手すりは間隔を広くすることで線を減らし、よりシンプルな印象にすることができます。タイルはモザイクタイルのような目の細かいデザインでなく、程よく大ぶりなものを選ぶことで、目地の線を少なく。開ける必要のない窓はフィックス窓にすると、余計なパーツがつかないためスッキリします。
他にも、天井まである扉(ハイドア)を採用することで扉の枠を天井に馴染ませたり、埋め込み照明(ダウンライト)を使って空中の線を消したりしても線を減らすことができます。また、玄関扉の雨よけに必要な庇(ひさし)を、扉の上のラインに合わせて設置することで、扉枠と庇が重なって線を1本消すことができますよ。
▼「北欧風」の基本は色の使い方
北欧風における“色の使い方”の基本は、北欧カラーとして有名なアイボリーやライトグレーのどちらかを中心に、3色でまとめることです。ひかわ工務店の場合は3色の内訳をライトグレー、床板のオークの色、白(または黒)、と決めてデザインすることが多くなっています。
3色でまとめるデザイニングは北欧風に限らず、他のテイストや家以外にも用いられます。何色もの色がひとつの空間に散らばっていると、雑然とした印象を与えてしまったり、色同士の“比重”のバランスが取れなくなって不格好な印象を与えたりしてしまうのです。
また照明器具にもランプシェードやフチなど“色”が塗られている部分があるため、基本の3色、できれば白系で統一するか、色と関係のないガラス素材を採用するのもおすすめです。
▼住み始めてからも北欧シンプルモダンのデザインテイストを崩さないためには?
入居後に何かを買い足す際、北欧シンプルモダンに合う物を見つけるのに最も簡単な方法は「北欧メーカーの商品を選ぶこと」ですが、ふらっと立ち寄った量販店のインテリアを買う時だってありますよね。
そんな時に気を付けると良いのは、「家にある物の色と(できれば質感も)似ているもの」や「線がなるべく少ないもの」を選ぶこと。加えて、シンプルモダンに寄せるためなるべく直線的な、角があるものを選ぶとしっくりきます。(逆にナチュラルな北欧風なら、丸っこいデザインを選びます)
家電に関してはデザインに力を入れたものほど高価なことが多いので、北欧シンプルモダンのコンセプトに沿ったものを買えるとは限りません。色だけは合わせる、形だけは合わせるなど、自分なりのこだわりを持って選ぶことができればOKですよ。
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