家づくりの前に知っておきたい3つのポイント!夏の日差し対策に「屋外用シェード」などの種類と効果

家づくりコラム

こんにちは、ひかわ工務店です。窓から入る真夏の直射日光で部屋が暑くなったり、屋内にいるのに日焼けをしたり……という経験がある方は多いですよね。

古くから日本で親しまれている「すだれ」や「よしず」などの植物を使った日除けに加え、近年では布製の「シェード」や「オーニング」など洋風な日差し対策グッズがよく見られるようになりました。今回はシェードなどの活用方法や、家づくりの際に考えておきたいポイントをご紹介いたします!

▼POINT1:日差し対策グッズの種類と設置方法

毎年、エクステリアメーカーや大手量販店のプライベートブランドなどから続々と新商品が発売されるため、今回はそれらのベースとなる普遍的なラインナップをご紹介します。

① サンシェード(タープ)

画像引用元:LIXIL「スタイルシェード」https://www.lixil.co.jp/lineup/window/styleshade/

シェードやタープと呼ばれる、四角形や三角形の布です。それぞれの角に金具か紐がついており、それを高い位置に2か所と低い位置に2か所(三角形なら1カ所)固定することで布を張ります。
(取り付け位置の例)
高い位置……2階ベランダの手すり、軒下や窓の上に取り付けた金具など。
低い位置……地面、地面に立てたポール、外構の柵、ウッドデッキの柵など。

② オーニング

花屋さんやカフェでよく見かける、布でできた庇(ひさし)です。布を支えるために鉄骨が入っていることが多く、布一枚であるシェードと比べるとしっかりした構造になっています。設置方法は外壁に直接取り付けるタイプか、外壁を傷つけない支柱タイプが主流です。

③ ロールスクリーン

※写真は室内用ロールスクリーンです
屋内用のイメージが強い方が多いと思いますが、屋外用のロールスクリーンも存在します。スクリーン上部の固定金具を外の窓枠に取り付け、使いたい時だけ下ろして使う方法で、日陰をつくるというより、日差しを遮断する意味合いの強いグッズです。
屋内用のロールスクリーンと比較するとコストは随分上がってしまいますが、日差しを“外”でカットしてくれるため、より高い遮熱効果が期待できます。(それでも、コストや効果を総合的に考えると屋内用のロールスクリーンがまだまだ一般的です。)

④ すだれ/よしず

どちらも日本に古くから伝わる伝統工芸です。すだれは、細く割った竹を横方向に並べて糸で編んだもの。主に吊り下げて使います。よしずは、葦(よし)というイネ科の植物を縦方向に並べて糸で編んだもの。主に立てかけて使います。

▼POINT2: 日差し対策グッズの効果

POINT1でご紹介したシェードなどのグッズには、下記のような効果を期待できます。

① 直射日光を和らげてくれる

直射日光が窓を通して室内に入る前に、シェードなどがある程度光を反射してくれるため、室内が暑くなるのを防いだり、紫外線による日焼けを防いでくれたりします。さらに、室内の冷房効率が良くなることで、光熱費の節約にも一定の効果が望めます。
またシェードなどの下でプール遊びやBBQなど、アウトドアな遊びをする際にも、熱中症対策・日焼け対策になるのでおすすめです。室内用カーテンと同様に、遮光性やUVカット率の異なる様々な商品が発売されているため、予算や用途に合ったものを選べます。

② 目隠し効果

外構の柵がない場合や、リビングの目の前が駐車場だったりすると、歩行者から家の中が見えないか不安になりますよね。シェードやロールスクリーン、すだれ、よしず、グリーンカーテンなどは窓を覆う形になるため、光だけでなく外からの視線もカットすることができます。

③ 小雨を防いでくれる

商品にもよりますが、撥水加工や耐水加工のされたオーニングやシェードは、小雨くらいなら弾いてくれます。雨の日のテラスを楽しんだり、プール遊びで涼んだり、ちょっと特別な体験をできるのが面白いですよね。

▼POINT3:家づくりの時点で考えておくと良いこと

これから家づくりを始める方は、ぜひ下記のようなポイントを考えてみてください。

① 間取りで日差し対策ができる場合もある

シェードなどの日差し対策グッズで手軽に日除けできることも考慮した上で、間取りに日差し対策を取り入れたい方は、
・二階の一部を突き出させて下に日陰をつくる
・庇(ひさし)を長めにとる
など、間取りを工夫できる場合があります。
土地の広さや形、方角、他の間取りへの希望などから取り入れられない場合もあるため、プラン作成時に設計士の意見を聞いてみるのがおすすめです。

② 使用する日差し対策グッズの種類をプラン作成時に決める

外壁に取り付けるタイプのオーニングや、シェードの金具など、外壁に穴を空けるグッズを使用する場合は、家づくりの際に一緒に頼んでおくと、気密性の損失などを最小限に抑えられるため安心です。

また、ポールを立てる予定の場所を土にしておく、布のかかる場所にポストを置かないなど、日差し対策グッズの種類を決めておくと外構工事の際にも役立ちます。プランを作成する際に、家づくりのプロの意見も聞きながら、どんな間取りにどんな日差し対策を講じるか考えられると理想的ですね。

ひかわ工務店では、「日差し対策」を含めた総合的な住み心地を徹底的に考慮した家づくりをしています。今回ご紹介したグッズを使う以外にも、窓の選び方や断熱性気密性などの機能性、換気システムなど様々な要素から室内環境を整えます。

日差しに悩まされない家づくりをしたい、超快適な家に住みたいとお考えの方は、ぜひ一度ひかわ工務店のモデルハウスをご見学ください!きっと「こんな家に住みたい」と感じるはずです。

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