対談コラム
【対談コラム】育った環境違いすぎ?夫婦間の意見がまとまらない時はどうすればいいの?
対談コラム
こんにちは、山梨県甲斐市のひかわ工務店です。
誰しも真剣に悩む家づくり。ご夫婦で意見が合わず、話し合いがなかなか進まないこともあります。
いよいよ住宅会社が決まって間取りを固める段階だというエスさんも、旦那さんと譲れないポイントがぶつかってしまい悩んでいるのだそう。
今回は「夫婦で意見がまとまらない時はどうすればいいのか」について話していきますので、ぜひ参考にしてみてくださいね!
…*エスさんDATA*…
山梨県外在住の2児のママさん。間取りづくりのため、情報収集に奔走中!
樋川さん、こんにちは!
こんにちは!エスさん、家づくりの進捗はどうですか?
設計士さんに何度か間取りを作ってもらって修正して、最終プランに近づいていっている感じです。間取りづくりの難しさに直面してます!
間取りづくりは本当に難しいですよね。人によって望むものが全く違うので軽々しくアドバイスはできないですが……。
いや、分かります!人によって“普通の感覚”ってこんなに違うかって思うし、価値観の違いが浮き彫りになりますよね。深すぎます、家づくり。
と言うと、担当の方とちょっと噛み合わないというお悩みですか?
夫と噛み合わない感じです。間取りへの要望でどうしてもお互いに譲り合えない部分があって、夫婦だからこそ話し合いに感情論とかも出てきちゃって、うまくまとまらないんですよ。
あらら。「感情論になってる」って、自覚してるのはすごくいいですよね。具体的には何をお互いに譲れないんですか?
書斎というか、自分専用のスペースですね。私は仕事がリモートワークメインなので2畳以上の自室が欲しくて、夫も趣味のために2~4畳の自室が欲しいという状態です。それで現状、他の間取りは大体まとまってきていて、金額的に組み込めるのは2畳のスペース1か所だけなんですよね。
うんうん、総額を意識しながら考えているんですね。
そうです!樋川さんにも間取りづくりのポイントで“全体を意識しながら”っていうのを聞いていたので、金銭面は気を引き締めてます。なのでこの譲れない自室論争の終着点は「欲しい面積の分だけLDKを削る」なんじゃないかと私は思ってるんですけど、夫は「脱衣所兼ランドリールームを4畳から2畳にする」方がいいんじゃないかと主張しています。
脱衣所兼ランドリールームは元々エスさんの希望だったんですか?
そうなんですよ、鋭いですね。ランドリールームとして脱衣所を広げる「私の」希望を取り下げて、その分自室にしたらいいっていう夫の意見に納得いってないんです!言い出したのが私なだけで、脱衣所って家族の空間じゃないですか。なんで私の個人的な要望みたいな扱いになっているのか……。
あぁ~、分かりますよ。家事効率のことを考えるのは奥さんの方が得意だったりするんですよね。旦那さんは「ランドリールームは不要」っていうご意見なんですか?
不要とは思ってないみたいですけど、2畳でも狭いだけで十分干せると考えてるみたいです。確かに洗濯機と棚しか置かないので干せるかもしれないけど……。
元が広いLDKを小さくする方が、気が楽ですよね。4畳を2畳にするっていうと半分になりますし。
そうそう、そういう感情もあって。夫の主張も理解できるんですよ、LDKが広い方が満足度高いんじゃない?っていう。でもなんというか、私の自室のためだったらランドリールームを削るのが筋だみたいな空気も感じて……!ここが感情論になっちゃうポイントです。
旦那さんの主張の本質も理解した上で、感情論が出てきちゃうんですね。お互い何を思っているかを話し合うのってすごく大切で、意外とできない人も多いんですよ。だからエスさんたちはこれから良い話し合いができるってことですよね。お互いに「相手が察してくれない」って思い続ける時間って“負の連鎖”で勿体ないし、こんなに大きな買い物だったらそれこそ何十年も根に持つような後悔にも繋がりますから。
確かに。これから建設的な話し合いに移る、その前段階にいるような気もします。
そうです。思うところがあれば感情論でもいいから話し合って、それから建設的な意見交換ができればお互いに納得できると思いますよ。例えば「家族の利益に関する重要度」を優先して考えてみようとか。そしたらエスさんの自室は仕事に使うので“利益の出る部屋”だし、旦那さんの趣味部屋より優先度が高いんじゃないか?って論理的に話が進みますよね。
なるほど、全体を見ながら間取りを考えるって、金額以外にそういう見方も必要なんですね。
できれば家族の一日の生活、一年の生活、何年後の生活っていうのも考慮したいところですね。
夫の趣味部屋を作れなかった場合、趣味に没頭できなくてストレスに感じるっていうのは家族の不利益になるんでしょうか?
他に「これがあるから趣味部屋はいいや」と思える部分がなければ、不利益になるかもしれないですね。だとすると家族の利益として趣味部屋の優先度が少し高くなるので、それを補うためにどうしたらいいかを話し合っていくのがいいかな。例えば寝室の優先度が低いんだったら、趣味部屋のために寝室を2畳狭くするのはどうか、とか、ウォークインクローゼットをなくすのはどうか、とか。
なるほど!優先順位をつければ、より優先度が低いところから削っていくのが合理的っていう共通認識ができていいですね。
そうそう。大事なのは譲れないって気持ちを確認し合って、譲れない理由を理解し合って、段階を踏んで合理的な選択をしていくことです。
あー、人間関係ってそうですよね。いきなり正論の解決策だけ言われてもムッとするけど、一旦寄り添った意見も言ってから合理的な意見を出してくれたら受け入れやすい、みたいな。
ありますね~。家族みたいな親しい存在だと時々思いやりを忘れちゃう瞬間があったり、あるいは思いやりを受け取る余裕がない瞬間があったりもしますよね。
うわ~、それもあるかもしれません。感情論でも話し合った方がいいってお話でしたけど、思いやりは忘れないようにしたいですね。
そうですね、自分の言いたいことを飲み込まないように気を付けながら、思いやりのある話し合いができたらとても良いと思います。話し合いの場に第三者が必要だったら、担当さんに話に入ってもらうのもアリですよ。
そんなことまで協力してもらっていいんですか?
心残りがないように家づくりを進めていくのが住宅会社の役目なので、大丈夫ですよ。お仕事に家事に子育てに毎日忙しい人が多いので、第三者視点で一緒に考えながら最高のプランを作っていきたいと思ってます。
ありがたいです!それじゃあ安心して、まずは夫と改めて話し合いしてみますね。
いいですね!またお話を聞くのが楽しみです。
ありがとうございます♪
家族といえど違う人間同士ですから、意見の合わない部分が出てくるのは当然ですよね。
こと家づくりに関しては、多くの人にとって一生に一度のことなので気持ちが強くなります。
できれば俯瞰の視点を常に持って、時には第三者にも意見を聞きながら、楽しく家づくりを進めていきたいですね!
家づくりのヒントに、これまでの対談コラムもぜひ参考にしてみてください♪
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