対談コラム
【Q&A】ちょっと聞きづらい質問、集めました!|端材でカウンター作ってくれるって本当?現場への差し入れってどう思われてる?他社プランの持ち込みはNG?良くない営業さんの見分け方は?
Q&A
こんにちは、山梨県甲斐市のひかわ工務店です。
家づくりの情報を集めていると、良いサービスを受けた話や、逆にひどい対応を受けた話など、さまざまなエピソードを目にすると思います。
その結果、住宅会社に対して”本音で話すのが怖い”と感じてしまう人もいるようです。
今回のブログには、そんな人たちにぜひ読んでいただきたい「ちょっと聞きづらいこと」のQ&Aを集めました。
皆さんが安心して家づくりに臨めるように、背中を押すことができたら嬉しいです。
それでは質問を見ていきましょう♪
Q1「SNSで、大工さんが端材でカウンターを作ってくれて無料だったと見かけました。これってどの会社でもあることですか?塗装とかもしてくれるんでしょうか?」
これは大工さんが独断で仕様変更を決められる立場にある場合に起きることが多いので、一概にどんな会社・どの現場でもできるとは断言できませんね!
現場で出た端材自体は”無料”であっても、それを加工する大工さんの工賃はもちろん発生します。それを誰が負担するのか?という部分にスポットを当てると考えやすいかもしれません。
大きな住宅会社の場合は、建物工事自体は別の会社(協力会社など)に依頼していることが多いので、現場の大工さんが独断で仕様を変更することはありません。小さな仕様変更でも、住宅会社の担当者を交えて打ち合わせを行いお施主さんの意向を確認する必要があるため、工賃をどのように負担するかはケースバイケースといったところです。
大きな会社ではなく、例えば大工さん自身がやっている住宅会社の場合には、全体の仕様を管理している人が大工さん自身になるので、端材や現場の状態を見て追加で工事→「工費はこちらで負担しとくね!」という流れになることもあると思います。
(塗装に関しては、塗装屋さんを呼ぶことになるのでサービスになることは少ないかなと思います)
ほかのパターンとして工務店(職人さんを集めて工事を仕切る会社)などで建てている場合は、工務店の営業or設計担当者を通じて大工さんに頼むことが多いかもしれません。
この場合は追加の工費を工務店が負担する可能性もありますし、お施主さんに「追加で工賃が○○円かかるけどやりますか?」と確認する場合もありますね。
会社によって現場に対するスタンスも違えば職人さんとの関係性も異なるため、私たちでもはっきりと場合分けすることができないんです。
いずれにしても、現場の独断で仕様を変更することでトラブルを引き起こす可能性は十分にありますし、そのことでお施主さんに迷惑を掛けてしまうことだけは絶対に避けたいので、大工さんも住宅会社側もかなり慎重になってしまいます。
この「トラブル防止」の観点から現代では減りつつある現場でのサービス対応ですが、工事の形態や担当者との関係性によって、依然として起き得るものだと思います。
ちなみにひかわ工務店の場合は、設計と現場監督も担う”ひかちー”(樋川)が責任者として現場で判断を下すことも多々ありますよ。
Q2「建築現場への差し入れって、どのくらいが丁度いいですか?多いとプレッシャーをかけますか?」
建築現場には職人さんや現場監督がいますが、現場としては「差し入れを貰ったら嬉しい気持ちになる」というのが全てです。
差し入れをあてにするようなことも全くありませんし、貰わなかったことを気にかけるという思考回路もありません。
監督も職人さんたちも誇りをかけて仕事をしていますから、そんなことで手を抜いたりクオリティを下げたりするわけがないので安心してくださいね。
そのため差し入れに「ちょうどいい量」というのも特にありません。
強いて言えば、夏場に頂く冷たい飲み物は「あ、ありがたい~!!」と思います!真夏の現場は本当に暑いので……。
どちらかと言うと差し入れの有無よりも、お施主さんが現場を訪ねることを「お施主さんやご家族に会える機会」として受け取っている側面もあります。
職人さんも人間ですから、自分のつくった家に住む人を想像できた方がより職人魂に火がついて、楽しく工事を進めてくれると思いますよ。
それとお子様が現場に来てくれた時は、やはり癒されます(笑)絵とお手紙を貰った時は本当に嬉しくて、職人さんたちも盛り上がっていましたね。
※作業中の現場は危険な場所なので、絶対にお子様から目を離さず、安全な服装でお越しください。
差し入れをする上で大切なのは、ご自分にとって負担にならない範囲に留めていただくことです。
人によりますが、一般的には無理をするほど、心のどこかで同じだけの期待もしてしまうと思います。それが叶わなかった時に憤りが生まれてしまったら……とても勿体ないことではないでしょうか。
あえて正解というものを明示するなら、お施主さんがワクワクして家づくりを楽しめるように、自分のものさしで差し入れの有無や量を決めていただければみんなハッピーです!
Q3「ハウスメーカーの見積もりが高額だったので、作ってもらったプランを持って工務店に話を聞きにいこうと思っていますが、それはご法度という意見も目にしました。これって工務店に怒られますか?」
これは心構えの問題ですね。ハウスメーカーで建てるつもりが全くなくて、よそに持ち込むつもりでプランだけ作ってもらったという場合はご法度というか、ハウスメーカーさんに失礼なことだなと思います。そのプランを作ってくれた人の情熱が、全く報われないなと。
でも、ご質問の場合はそういうわけでは無さそうなので、プランの活用方法によりますが問題ないと思いますよ。
工務店側としては、その人がハウスメーカーに要望を伝えた結果できたものがあるのというは「その人がどんな家を建てたいのか」を知るために大いに役立つので”そのプランをもとに更に良いものをつくっていく”という参考資料に既存プランを活用するのはアリだと思います。
持ち込まれる側はそういった心持ちなので「このプランの家をそっくりそのまま、安く建ててほしい」というようなことを言われると、建築のプロとして悲しい気持ちにはなりますね。
住宅会社、担当者それぞれに家づくりに対するこだわりや思い入れがあり、扱える仕様の内容も違うため、お客様の要望に合わせてその会社・その人にできる最良のプランを提案しているわけです。
そのため実際のところ、他の会社がそっくりそのまま同じものを建てるというのは技術的にも金銭的にも現実的ではありませんね。
またプランを持ち込む際の注意点として、何の説明もなく他社のプランをテーブルに出すと「安くなるかどうかだけ知りたい人」だと勘違いされてしまうかもしれません。事前に「家づくりの参考資料としてこのプランを見てほしい」と説明しておくことも大切ですよ。
その上で、そのプランに至った経緯や予算に合わなかった原因などをお互いに確認することで、よりよい家づくりの方針を見いだせると思います!
Q4「SNSで悪い体験談を読んで『営業さん』がちょっと怖いです。良い営業さんと悪い営業さんの見分け方ってありますか?」
例えば悪い営業さんというのが、お客様の将来よりも自社の利益を優先するという意味なのであれば、個人的な意見ですが”何でも「大丈夫です、できます」って言う人”が危ういかなと思います。
お客様に嫌われないように、契約してもらえるように、できないことでも全部とりあえず「できる」と言ってしまう……そんな人は信用できませんね。
応えられない要望を受けた時は代替案を模索したり、上に相談したりするために一旦時間を貰う、というのが普通のことだと思うんですが、とりあえず「できます」と言ってお客様を繋ぎとめておく営業さんも一定数いるのだと思います。
それは新人の営業さんかどうかは関係なく、勤続年数の長い人でもあり得ることです。
最初のコンタクトで見分けるというと、何でも「できる」と言う人が危ない感じがしますが、その他のポイントは話が進んでいくうちに分かっていくんじゃないかなと思います。
お客様の以後の生活を豊かに保つことを心がけているなら、引っ越し後の家計が安定するかというところまで考えるし、安易にローンの借入金額を増やす提案もしませんよね。
特に契約後は「もう契約したからこの人を信じたい」という気持ちが強くなって多少のことには目を瞑るというケースもあるようなので、契約前に一度、気持ちをリセットして再検討してみることをおすすめします。
この回答はあくまで個人的な意見ですし、人によって感性が異なるのもまた確かなことですから、最後に信じられるのはやはり自分自身なんです。
この回答がその最終判断の助けになって、皆さんが楽しく家づくりを進められるように願っています!
今回は住宅会社にちょっと聞きづらい質問4つに回答させていただきました。
誤解のないよう、注意を払って言葉を選びましたが、もし分からない部分がありましたら公式LINEやInstagram、見学会の機会などでひかわ工務店に質問してくださいね!
率直な意見を回答いたします♪
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