【2024年最新】地中熱を利用する換気システム「DSDD」採用の理由、DSDDのメリット・デメリットを解説!|ひかわ工務店のこだわり

家づくりコラム

DSDD リビング 吹き抜け

こんにちは、山梨県甲斐市のひかわ工務店です。
現代の家づくりに欠かせない要素のひとつである、24時間換気
24時間換気を行うために現代の新築住宅では「換気システム」を導入することが多いのですが、様々なメーカーから多種多様な換気システムが開発・発売されていて違いが分からない……という人も多いのではないでしょうか?

ひかわ工務店で標準採用している換気システムは、地中熱を利用することが大きな特徴となるオカトミ社のDSDD。初めて聞いたという人もいるかもしれません。
※厳密に言うとDSDDシリーズのベストブレスという製品なのですが、両システムの違いはスイッチセンサーの有無(自動か手動か)だけで換気システムとしては同じものですので、この記事ではDSDDと統一します

DSDDはパワフルな換気扇としても、花粉などの粒子をブロックする空気清浄装置としても非常に優秀で、省エネに運転できる工夫も凝らされています。
この性能が、ひかわ工務店の目指す理想の家に最も役立つ換気システムだと考え、標準採用しているんです。

今回のブログでは、ひかわ工務店がDSDDを採用している詳しい理由を順を追って説明しながら、DSDDのメリット・デメリットまでご紹介していきます。
皆さんの家づくりの参考にしていただけたら嬉しいです!

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はじめに:換気システムの優秀さを100%引き出す「家の性能」

ソファ リビング 大きな窓 ローテーブル 北欧風ラグ

DSDDの優秀な性能を100%引き出すためには「気密性・断熱性の高さ」を備えた建物が必須条件となります。

気密性の高い家なら……
家の”スキマ”が減り、空気の入れ替えを邪魔する”スキマ風”を極力減らすことで、あらかじめ立てた「換気計画」の通りに換気を行うことができる。
これにより、室内に取り込まれる空気は(ほぼ)すべてフィルターを経由して入ってくることになるため、外の環境に影響されにくく清潔な空気を家の中に満たすことができる。

断熱性の高い家なら……
室内の気温が外気の影響を受けにくくなり、快適な室温の保持を助けることができる。
換気によって室内が寒くなるor暑くなるという”熱損失”自体をなくすことはできないが、断熱性が高いことで冷暖房の効率が上がるため、体感として熱損失の不快感を軽減させることができる。

気密性と断熱性のどちらか一方、または両方が低ければ、どんなに良い換気システムを導入しても”冬は寒く、夏は暑い家”になってしまい、冷暖房を常にハイパワーで稼働させることになってしまいます。
これはひかわ工務店が叶えたい「現代の住宅のビジョン」とはかけ離れたものです。

ひかわ工務店がつくっているのは、家中が春の陽気に包まれた、心も身体も健康的に過ごせる家。
快適なのに省エネで、自分の好きなことに没頭できる余裕まである暮らしのできる家です。
そのために、DSDDの換気性能と省エネ性が欠かせないものになっています。

参考ブログ

性能が伴えば、DSDDはメリットがかなり大きな換気システム

ダイニングキッチン 吹き抜け

ひかわ工務店が標準採用している換気システム「DSDD」は、地中熱を利用した換気システムです。

換気システムについて調べてみると「全熱交換型」や「顕熱交換型」という熱交換方式の紹介が多いと思います。これは換気をする際に外気と室内の空気を”熱交換器”越しに触れ合わせることで、換気による室温・湿度(顕熱型の場合は熱のみ)のロストを軽減するものです。

しかしDSDDの仕組みは、これらの”機械を使った熱交換”とは一線を画します
換気して外から取り込んだ空気を、大気に比べて安定した温度(甲府では冬期で13℃前後、夏期で16℃前後)を保っている「地中熱」に触れさせることで、機械を使わずに快適な温度に近づけることができるんです。
(取り込んだ空気をまずフィルターに通して、基礎から地中熱が伝わった適温の床下空間をくぐらせ、部屋に供給するという流れ)

機械を使わないということは、電気代もかからず、熱交換器が故障するリスクもないということ。家計に大きなメリットがありますし、環境にも配慮した換気システムであることが分かりますね。

さらに、一般的な24時間換気システムでは台風などの暴風時にパワーが足りず風を”逆流”させてしまうことが多いのですが、DSDDは暴風時でもパワフルに通常運転を続けることができます。(モーターに負荷がかかると自動で強度を上げて運転するため)
それほどのパワーある換気システムだからこそ、部屋の端っこの空気まで動かす”家全体の穏やかな空気の流れをつくることができ、家の設計時に立てた「換気計画」の通りに確実に換気を行うことができるんです。

家中の空気をしっかり動かして排出し、新たに快適で清潔な空気を供給する。
DSDDにはそんな理想的な換気を叶える実力があって、そしてDSDDが本領を発揮できれば夢のような住み心地を省エネで叶えられるという大きなメリットが生まれるわけですね。

DSDDのデメリットを挙げるなら……

玄関 土間 すのこ

真価を発揮させることができれば、非の打ちどころがないように感じるDSDD。
有名な換気システムと比較すると本体価格も安めなので、ひかわ工務店としてはあまりデメリットを感じていない事実もあります。

家づくり検討中のお客様目線DSDDのデメリットを挙げるとすれば、
・DSDDを100%生かすために高い気密性、断熱性の建物を建てて適切な換気計画を立てられる住宅会社を選ぶ必要がある
昔ながらの「換気扇」に比べたら、価格は高い
といった点でしょうか。

DSDDの導入実績があり、DSDDを採用している理由をしっかり説明できる住宅会社であれば、安心して任せられるのではないかなと思います。

参考ブログ

ひかわ工務店×DSDDの暮らし方

ダイニングテーブル モールテックス ペンダントライト ルイスポールセン エニグマ

DSDDの能力を100%発揮させることで、ひかわ工務店の家では「家中のどこにいても快適」な住空間を実現しています。

空気の流れを遮断してしまう壁や扉を極力減らし、トイレ以外の部屋の壁に通気用の開口を設けて、各部屋の空気をシェア。
DSDDをしっかりと働かせて家の端から端まで”穏やかな空気の流れ”が生まれるので、この流れに乗せて6畳用程度の小さなエアコンで調整した快適な空気を家中に届けるんです。
※お施主様のご要望によって、通気口の有無や位置を変更できます。

少ないエネルギーで家中に快適な空気を拡散することができるため、全館空調をしているような快適さなのに超省エネ。太陽光発電(+蓄電池もおすすめ)と組み合わせることで、売電額が電気代を上回る暮らしを叶えた前例もあります♪

そのほか「お風呂の蓋を開けっ放しにする」など、特徴的な暮らし方の詳細はこちらの記事を参考にしてみてくださいね。

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ひかわ工務店ではDSDDの特徴以外にも、家づくりに役立つ情報を定期更新中!
この機会にぜひほかのブログ記事も読んでいってくださいね。

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