デザインコラム
【超入門!ざっくり家づくり講座】#12「外壁材の基本的な種類を学ぼう!後編:ガルバリウム鋼板」
家づくり講座
こんにちは、ひかわ工務店です。今回のざっくり家づくり講座は、前回の「外壁材」のお話のつづきで「ガルバリウム鋼板(こうはん)」についてお話しします!
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>>【2024年最新版】【超入門!ざっくり家づくり講座】#12「基本の外壁材5種類を学ぼう◎窯業系サイディング|塗り壁|ALCボード|タイル|ガルバリウム鋼板」
▼需要急増中の「ガルバリウム鋼板」とは
近年流行の兆しを見せているのが、金属系サイディングに分類される「ガルバリウム鋼板」という、ガルバリウム(アルミニウム+亜鉛+シリコンでできた合金)でメッキ加工をした鋼板です。外壁材としてのガルバリウム鋼板は2種類に分けることができ、
① ガルバリウム鋼板……ガルバリウムメッキの鋼の板。単体。主に板金屋さんが施工する。
② 断熱材入りガルバリウム鋼板……金属系サイディングボードとして製品化されたもの。施工業者は板金屋さんに限らない。
などのちがいがあります。今回は、ひかわ工務店でよく使っている「断熱材入りガルバリウム鋼板」のご説明をいたします!
▼主なメリット
断熱材入りガルバリウム鋼板の主なメリットは
・劣化耐性の高さ
・断熱性と遮音性の高さ
です。
ガルバリウムに含まれる亜鉛が溶けることで、サビによって空いてしまった鋼板の穴を埋め、その亜鉛が溶けてしまった穴は、同じくガルバリウムに含まれるアルミが塞いでくれます。この相乗効果により、何十年もの長い期間、サビに腐食されにくくなるという驚くべき効果を得られます。
断熱材入りの外壁を使うことで断熱性や遮音性の向上にも期待できます。一般的な住宅に使われる素材の中では、特にガルバリウム鋼板(断熱材入り)とALCボードは遮音効果が高いと言われているため、自宅で楽器を弾きたいという方に選ばれることも多い素材です。
また、非常に軽い素材のため家自体を軽量化でき、ALCボードと同様で地震の揺れを軽減してくれる働きも得られます。
▼主なデメリット
断熱材入りガルバリウム鋼板の主なデメリットは
・デザインの系統が似る
・信頼できる施工業者を選ぶ必要がある
という点です。
ガルバリウム鋼板は、金属ならではの質感や、スタイリッシュな模様と塗装を楽しむことができますが、どれも「お、ガルバリウム鋼板だ」と一目で分かるデザインになってしまいます。しかし逆に言えば、ガルバリウム鋼板らしい雰囲気が好き!という方にはぴったりです。
また、断熱材入りガルバリウム鋼板の施工には、金属系サイディングの施工研修を受ける必要があり、最も普及率の高い窯業系サイディングに比べると専門技術が必要になります。
マイホームに採用したい場合は、その会社が「これまでに断熱材入りガルバリウム鋼板の施工を数多く手がけているか」をあらかじめ確認できると、安心して任せられますね。
ひかわ工務店では、意匠性や機能性から塗り壁仕上げや断熱材入りガルバリウム鋼板をおすすめしています。現在公開中のモデルハウスでは、塗り壁と、セメントを使った外壁材を使い分けており、特徴的でお洒落なデザインなのでぜひ一度実物をご覧ください!
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見学可能日時:平日OK、土日祝OK、10:00~17:00
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