デザインコラム
【2024年最新】【お洒落に暮らす】デザインコラム#8「独立洗面所のすすめ」
デザインコラム
こんにちは、山梨県甲斐市のひかわ工務店です。
近年見かけることの多くなってきた、洗面脱衣室から独立して配置する「独立洗面所」。
デザインへのこだわりや、動線へのこだわりを叶えることができるため、特に注文住宅で取り入れる人が増えてきました。
今回のデザインコラムでは、独立洗面所をおすすめする理由や、おしゃれな独立洗面所のつくり方を解説していきます!
ぜひ最後まで読んでいってくださいね。
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POINT1:従来の「洗面脱衣室」はなぜまとめられている?
戸建て住宅でもマンションでも、「洗面所」といえば洗面所と脱衣所がひとつの部屋にまとまった「洗面脱衣室」を連想する人が多いですよね。
これから注文住宅を建てようと考えている人でも、洗面所は脱衣所と一体化した空間であるのが当たり前だと認識しているかもしれません。
そもそも、なぜ私たちの価値観にこんなにも深く「洗面脱衣室」が根付いているのでしょうか?
ひと言で答えるなら、それは「コスパが良いのでみんなそうしているから」です。
例えば、最も事例の多い「2畳の洗面脱衣室」をそれぞれ1畳ずつの洗面所と脱衣所に分けたとします。
部屋を分けることで扉や壁が増えて、ひとつながりの2畳よりも手狭になってしまうのは想像がつきますよね。
脱衣所には洗濯機を置くでしょうし、洗面所には洗面台もあるはずです。
それらの設備を置いても家事や身支度をするのに十分なスペースを確保するためには、洗面所も脱衣所も1.5畳、2畳などと広くとるしかありません。
すると広くした分の金銭的負担が多くなったり、あるいは負担を避けるためにリビングなど他の部屋を狭くするという苦渋の選択を迫られてしまったりするんです。
ついでに言えば、水道の配管に関わる工事費についても、水まわり設備がまとまっている「洗面脱衣室」の方が比較的安価に済みます。よく「水回りは一か所にまとめた方がいい」と耳にしますが、これは動線だけでなく工事費にも関係したアドバイスだったんですね。
そうしたコスパの良さから、日本全国で洗面脱衣室のある間取りが広く採用されるようになりました。
子ども時代を過ごした実家や、親戚の家、お友だちの家でも洗面脱衣室を見ることが多くなり「洗面所ってこんな感じ」という印象を抱くのも納得できますね!
もちろん現代においても、独立洗面所と脱衣所に分けるよりも、ひと部屋にまとめた洗面脱衣室の方がコスパが良いということは変わりませんから、このブログで「洗面脱衣室」を否定する意図は一切ないということもお伝えしておきます。
POINT2:独立洗面所は心理的なメリットが大きいからおすすめ!
独立洗面所を採用した場合、配管が延びるコストや、建物の面積が大きくなりすぎないよう他の部屋で調整するなど、少なからず懸念事項が出てきます。
それでもひかわ工務店が独立洗面所をおすすめしたいのは、心理的なメリットが非常に大きいからなんです。
脱衣所は、家の中でも一二を争うほどのプライベートな空間です。
脱衣カゴや下着の入った引き出しなどは絶対に見られたくないものですし、洗濯機の周辺もホコリが溜まりやすくお手入れが大変なため、あまり人に見せたくはないですよね。
「洗面脱衣室」として洗面所をつくると、来客に手を洗ってもらう際などにプライベート空間を見せることになるため、お互いに気を遣ってしまいます。
「独立洗面所」として脱衣所から離れた場所に洗面所を設けると、見られたくない場所を見せる・見てしまうというお互いのストレスを回避することができますね。
また、家族同士でもお風呂上がりの着替えを見られたくないという人も多いと思います。
誰かがお風呂に入っている間に、家族が洗面脱衣室で歯磨きをしたりドライヤーを使ったりすることはなかなか避けられませんが、脱衣所が単独になっている場合はその心配がありません。
さらに、独立した洗面所は面積の小ささもあってデザインへのこだわりを反映しやすく、自分好みのおしゃれに仕上げることで”見せたい”空間にすることができます。
お気に入りの場所が増えること、人を招く際の精神的ハードルが下がることなど、独立洗面所を設けることには心理的メリットがたくさんあるんですね。
POINT3:おしゃれな独立洗面所のつくり方
ひかわ工務店が得意なのは、使い勝手の良さと洗練されたデザインのどちらも兼ね備えた独立洗面所です。
洗面ボウルや洗面カウンターとして使う製品、組み合わせるタイル、蛇口、鏡やタオルホルダー、照明など、家全体のテーマに合った「質感・色合い・形状」のものを組み合わせていきます。
※テーマに合ったアイテム選びのヒントはこちら!
目を引きたいポイントは素材を切り替えたり、色を変えたり、特徴的なアイテムを使ったりしてアクセントをつくることもあります。
また、洗面所としての機能が損なわれては美しいデザインが成り立たないので、収納も含めてのデザインを意識して、扉の有無や素材、色も選んでいきます。
コンセントの位置についても、鏡のそばに設置するのがいいのか、カウンターの幕板(崖になっている部分の手前側面)に通すのがいいのかなど、ご家族の暮らし方を考えて使い勝手の良さを極めていき、機能美という美しさも追求していくんです。
目を引くおしゃれなアイテムや人気のアイテムを使うだけでは、おしゃれな独立洗面台になるわけではありません。
家のテーマから逸脱していないか、総合的に空間に馴染んでいるか、機能性も兼ね備えているかというように、さまざまな角度から見てその家とオーナー様に合った「デザイン」であることが”おしゃれな独立洗面台”の基準なのではないかと思います。
皆さんもぜひ、自分のためのおしゃれな独立洗面台をつくってくださいね♪
自分のセンスに自信が無い……という人でも、おしゃれな独立洗面台をつくることはできます!
参考記事
独立洗面台だけでなく、家全体のデザインや機能性、省エネ性についても知りたいという人は、ぜひ一度ひかわ工務店のイベントやモデルハウス見学にいらしてみてくださいね。
何でも質問OK&客観的にお答えします♪