デザインコラム
【超入門!ざっくり家づくり講座】#48「既製品?造作?キッチンカップボードの選択肢」
家づくり講座
こんにちは、山梨県甲斐市のひかわ工務店です。
お洒落なキッチンを検索してみると、システムキッチンのカップボードを使っている家、既製品を採用している家、造作している家など、いろいろな選択肢があることが分かります。
今回はこれらの「カップボードの選択肢」の違いと「選び方」をざっくり解説していきますので、ぜひ参考にしてくださいね!
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POINT1:カップボードとは?キッチンとセット売りになっている?
住宅業界では、カップボードと言えばキッチンの背面にある食器棚を含む収納セットを指します。
システムキッチンの商品に対応するカップボードの商品があり、カタログ上でも一見するとセット商品のように見えますが、セット売りではなくバラ売りで対応しているメーカーが多数派です。
ひかわ工務店でも、キッチンとカップボードを違うメーカーの商品でコーディネートすることが多々あります。
POINT2:既製品や造作のカップボードって?
「既製品のカップボード」とは、家具店などに売っているカップボードの商品のことです。量産品からオーダー品までさまざまな商品があるため価格も幅広く、一概に安い/高いとは言い切れません。
家づくりにおいては、採用を決めた既製品のカップボードの寸法を調べて、デッドスペースが生まれないようにプランニングしていきます。
造作のカップボードは、住宅会社によるオーダーメイドのカップボードのことです。
好きなデザイン、好きな素材を指定することができ、注文次第で安くも高くもなります。
POINT3:造作カップボードが高額になる条件はある?
造作のカップボードは手作りのため、量産されている既製品と同じデザイン・同じ素材を使えば当然高くついてしまいます。
とは言ってもシステムキッチンのカップボードにはないデザインや、既製品にはないフィット感を求めて造作カップボードを採用する人が多いので「全く同じデザインなのに造作だと高い」と感じることは少ないかと思います。
その上で造作カップボードが高額になる条件があるとすれば、扉の面材などに高い素材(無垢材など)を使ったり、大きなカップボードを作ったりした場合です。
それとは逆にパイン材などの比較的安価な素材で、引き出し※のないオープンタイプのカップボードを造作した場合には、システムキッチンのカップボードよりも安くつくこともあります。
※引き出しは構造が複雑で製作にコストがかかるため、引き出しのないタイプにすると製作費が安くなります。
POINT4:既製品を選ぶ意味って?
既製品は実際にできている商品を見て選ぶことができるため、設置してある様子を想像しやすくトータルデザインしやすいというメリットがあります。
お洒落なデザインのカップボードも数多く販売されており、事前に寸法を調べておけば隙間なく設置することもできますし、地震による転倒防止の処理も行うことができます。
システムキッチンのカップボードよりも意匠性の高いカップボードにしたい、造作のカップボードよりも確実にお洒落なカップボードにしたい、という人に採用されることが多いイメージです。
ひかわ工務店でも、カップボードにie-monさんの既製家具を使用することがあります。質が高く、人と被らないレア感のある家具選びも、全体的なデザインの質を上げるポイントになりますよ。
POINT5:カップボードを検討する際に重視したいことは?
カップボードは大型のため“住み始めてからの調整”が難しい部類の家具です。
調整が難しいだけに
・コンセントの位置が使いづらい
・引き出しの大きさが自分の持ち物に合わない
・収納量が足りない、または多すぎる
といった不満が出やすく、コンセントや収納が無用の長物と化すことも少なくないようです。
これらの不満を回避するために計画段階で重視したいのは、自分の見据えている生活に合うかどうか。
ごみ箱をカップボードの一部に置きたいかどうか、家電を置く場所はカップボードのカウンターの上なのか、それともパントリーなどの少し離れた場所にまとめるのかなど、自分のしたい生活のできる配置ができるカップボードを検討しましょう。
ちなみにひかわ工務店が標準仕様にしているGRAFTEKTのキッチンは、カップボードとセットの商品になっているので価格が抑えられ、デザインの意匠性も高いので好評です!
価格、デザイン、実用性のバランスが理想に近ければ、ぜひ検討してみてくださいね。
多くの人にとって、新居のキッチンは今よりも広くなり、生活している様子を想像しにくいものです。
実際の大きさや使い勝手を知るために、住宅会社の完成見学会やモデルハウスの見学などをぜひ活用してください♪
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