【超入門!ざっくり家づくり講座】#50「家づくりの“オプション”はなぜあるの?注文住宅の分かりにくいトコロを解説!」

家づくり講座

ダイニング 家づくりのオプション

こんにちは、山梨県甲斐市のひかわ工務店です。
家づくりの情報を集めていくと「つけた方がいいオプション〇選」「これはオプションになっちゃった」など、オプションという単語をよく聞くと思います。

今回は家づくりの“オプション”が発生する理由について順を追って解説していきますので、ぜひ参考にしていってくださいね!

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POINT1:現代の注文住宅は“受注生産”だけど“オーダーメイド”ではない

洗面所 すのこ 廊下

家づくりを考えている人・いない人に関わらず、注文住宅という名前から「自分で1から10まで好きなものを選んで自由につくる家だろう」と印象を持っている人も多いですよね。
確かに数十年前までは「自由」の度合いが高く、結果的に似た家になることはあっても基本的に一軒一軒がオーダーメイドになっていました。

現代の注文住宅はその形式を進化させて「既存プランの仕様一覧から好きなものを選んで組み合わせ、自由に間取りを作る」方式の、言うなれば“セミオーダー”が主流になっています。

好きなものを選ぶ、というのはキッチンやインターホンなど大小の設備から、窓や床や扉などの建具、
壁紙の種類やコンセントカバーの種類などなど、細かなものにまで及びます。

ビュッフェに例えると、それらのメニューが標準仕様」として卓上に並べられ、人々はその中から自分のトレーに好きなものを選んで乗せていく。そうしてオリジナルのランチをつくるということと要領は同じです。

契約をしない限り工事は始まらないので“受注生産”ではありますが、まっさらな卓から始めるオーダーメイドではない。それが現代の注文住宅の基本になっています。

完全自由設計の注文住宅の場合はこの限りではないのですが、詳しく以前解説したこちらの記事を参考にしてみてくださいね。
参考記事

POINT2:なぜ「標準仕様」があるの?

ダイニングキッチン テーブル

一見すると選択の幅を狭めているようにも感じる「標準仕様」ですが、実は買う側にも売る側にも大きなメリットがあります。

まず一つ目は、本体価格(建物のみの価格)が分かりやすくなること。
仕組みは異なりますが、食べログなどで「このお店のディナー予算は3,000~4,000円」と表示されるのと似たようなメリットを得られます。

この住宅会社の標準仕様で家を建てると大体これくらいの金額になる、と分かることで、買う側にとっては比較検討の要素になり、売る側にとってはニーズの合わない人とのマッチングが減ることで効率的な集客を行えるようになります。

但し、あくまで「仕様の内容と金額のバランス」を比較検討する要素になるのであって、金額のみで複数社を比べると建てたい家を建てられないこともありますので、金額だけでなく仕様の内容にも目を向けてくださいね。

続いて二つ目のメリットは、標準仕様というテンプレートがあることでこの住宅会社がどんな家をつくりたいのか」を把握できるということです。

注文住宅をやっているからと言ってどんな家でも建てられるというわけではなく、住宅会社によって得意不得意は必ずあるもの。

自社の得意なジャンルや性能を生かし、価格とのバランスもとれた「理想の家」を表しているのが、その会社の標準仕様というテンプレートなのです。

SNSやコンセプトブックなどを使って“理想の家”を表現している会社も多いので、気になる会社があったらまずSNSを検索してみることをおすすめします。

POINT3:標準仕様のメニューにないものを使いたいだけなのに、なぜ「オプション料金」が発生するの?

リビング ソファ テーブル 窓 ブラインド

標準仕様を使っての家づくりは「メニューに載っている商品の中から好きなものを組み合わせて、自分だけの家を建てる」方式になっており、基本のラインナップを選べばどの組み合わせでも総額が変わらないようになっています。(キッチンなど、グレード分けされて価格差の出るものもあります)

そのため、メニューにない商品=標準仕様外の商品をオプションとして採用したい場合は、商品代金(プラスorマイナスになる)や事務費(プラスになる)等の差額が発生することになるのです。

また標準仕様としてパッケージ化する際には、その商品を販売しているメーカーと価格交渉をしているケースが多いため、消費者目線では同じような価格帯の商品でも、標準仕様内か仕様外かによって大きな価格差があるようにも見えてしまいます。

仕様外の商品の方が安価だった場合でも、あえて商品代金の差額を差し引かない会社もあるため、オプションになると損をするといった悪いイメージがついてしまっているのかもしれません。

ちなみに商品代金や事務費だけでなく、設置方法が特殊だったり、熟練した技巧が必要な仕上げ方だったりする商品に変更した場合には、設置業者さんの作業費職人さんの人件費オプション料金になることがあります。

もしも打ち合わせ中に「なぜこのオプションはこの料金なのだろう」と疑問に思ったら、内訳を聞いてみて納得できるまで説明を受けてくださいね。

POINT4:どうしても使いたい商品がある場合、オプションかどうかより総額で比べた方が満足できる

LDK ダイニング キッチン リビング 照明 PH5

海外製の食洗器を使いたい、特定のメーカーのトイレを使いたい、といったこだわりがある場合は、標準仕様の内容をどんなに読んでも“結局いくらかかるのか”が分かりません。

さらに言えばその商品を標準仕様として採用しているプランと、標準仕様ではないけれどオプションで取り扱い可能なプランのどちらで建てた方が総合的に満足できるのか、それも結局のところ建物全体の見積もりを見てみないと分からないのです。

住宅会社の比較は、金額だけで見ないことが鉄則です。
その金額でどんな家が建てられるのか、そのバランスに満足できるのかを比較検討できるよう、担当者と十分に話し合ってくださいね!

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“オプション”は、住宅会社が考え抜いた理想の家でもある“標準仕様”があるからこそ発生します。
どうか悪いイメージが先行して拒否せずに、総額まで把握したうえで内容を吟味してください♪

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