デザインコラム
【コラム】代替アイデア、実際どうなの?〇〇の代わりに〇〇を採用する時気を付けるポイント!ランドリー、食洗器、シュークロ…etc.
家づくりコラム
こんにちは、山梨県甲斐市のひかわ工務店です。
こだわりのマイホームを形にしていくのが楽しい家づくりですが、使いたい設備が欠品していたり、金額が高かったりして「当初の希望から違うものへ代替する」ということも起きますよね。
そこで今回は、家づくりで何かを“代替する”際に覚えておくと良いポイントを解説していきます。
参考になりそうな箇所はぜひ、スクショしていってくださいね♪
CASE01:ランドリースペース➡ランドリー兼脱衣所
ランドリースペース(室内物干し場)を代替する場合、最も有力な候補は脱衣所を広げて物干し機能をプラスすることではないでしょうか。
例えば3畳のランドリースペースからの代替なら、元々2畳で計算していた脱衣所を3,4畳に広げる方が間取りへの圧迫感を減らせますよね。
ついでに言うと、洗濯機から物干場までの動線が短くなるというメリットも得られます。
この「ランドリー兼脱衣所」を採用する場合には、ランドリーとしても脱衣所としても快適に使えるように“洗濯物がしっかり乾く”部屋にすることが最重要ポイントです。
ひかわ工務店のおすすめは、脱衣所へのエアコン設置。エアコンは家庭用の除湿器よりも圧倒的に除湿能力が高く、また空調効果でお風呂上りの脱衣所を快適に過ごすこともできるため、脱衣所へのエアコン設置はひかわ工務店の標準仕様にもなっています。
家づくりの時期が子育ての期間と被る人はとても多く、一日に何回も洗濯機を回すご家庭も多いと思います。
お子様たちが巣立ったあとにも使いやすい、良く乾くランドリー兼脱衣所なら、ランドリースペースの代替に良いアイデアになりそうですね。
脱衣所兼ランドリールームの施工事例はこちら
CASE02:海外製食洗機➡システムキッチン標準の食洗機
BOSCH(ボッシュ)やMiele(ミーレ)など海外製の食洗機に憧れを持つ人は多いと思いますが、生産や輸入のタイミングが合わず他の食洗機に代替するというケースも多々あります。
システムキッチンが海外製食洗機に対応していないというケースもあるため、食洗機のためにキッチンのメーカーが固定されたり、そのメーカーを取り扱ってくれる住宅会社であるかどうか確認したりとハードルが上がってしまうのも理由のひとつですね。
海外製食洗機からシステムキッチン標準の食洗機にこだわりを変える場合に考えておきたいのは、海外製食洗機が必要かどうかというポイントです。
強い憧れがある場合はこだわりを変えない方が良いと思いますが、海外製食洗機の容量や洗浄力などの仕様が気になっているという場合には、本当に必要かどうかを考える余地があります。
例えば……
・長く使う予定の食器が入るかどうか
→入らなければその食器を毎回手洗いできるか
・夜に一日分の食器を食洗機で洗う場合、食器数が増えることに不便はないか
→食器が増えることで食器棚を圧迫してしまわないか(特にカトラリー)。朝晩の二回食洗機を回すことで解決するかどうかなど
・お皿を入れる前に水で予洗いできるか
→予洗いを面倒と感じるなら、海外製食洗機の方が手間を省ける可能性がある
などのポイントが挙げられます。
こちらの記事で住設全般について解説していますので、ぜひ併せて読んでみてくださいね。
参考記事
BOSCH食洗器の施工事例はこちら
CASE03:シューズクローク➡物置
シューズクローク(シューズインクローゼットとも)は、収納したい物によっては物置で代替できる、むしろ物置の方が向いていることもあります。
例えばタイヤ、ゴルフバッグ、アウトドアグッズ、スノボ用品など、戸外で使用するものです。
そのほか使用頻度の低いもの、ゴム製品やビニールプールなどの匂いが出るものも物置に入れておいた方が快適になります。
反対に、収納したいものが靴やコートといった毎日使うものの場合は、物置だけでは代用が利きません。
玄関に大きな靴箱を置いたり、ハンガーポールを設置したりするスペースを確保できれば、その他のものは全て物置に入れることで「シューズクロークからの物置への代替」が可能になります。
また、家づくりの時点で物置の設置を予定するなら、大きさまで決めておくのがおすすめです。
大は小を兼ねるとも言いますが、もし敷地ギリギリの大きな物置を設置して“扉を開けるたび背中が外壁スレスレ”な状態になったら、きっと開け閉めが億劫になって物置を使わなくなってしまいますよね。
必要な容量と使いやすい設置場所を自由に考えられるのは、家づくりと同時に物置を計画できる場合のアドバンテージです。シューズクロークの有無にかかわらず、物置を設置する場合はぜひ大きさ&設置場所まで決めてくださいね。
CASE04:キッズスペースに代替案はある?
子どもの秘密基地のように使えるキッズスペースは、あったらきっとワクワク遊べるだろうと思いますよね。
間取りの問題でキッズスペースを何かに代替して省略したい場合は、まず何のためのキッズスペースなのかを考えてみます。
キッズスペースを設けたい理由が「リビングをおもちゃだらけにしたくない」といった収納関連の場合は、リビング付近に十分なおもちゃ収納を用意できればキッズスペースをリビングで代替できそうです。
ここで重要になるポイントは、図面を見つめて収納を設けるスペースがないか探すのではなく、図面を見たら目を閉じて空間を“立体的に想像”すること。
例えばリビング階段の一段目を広くしたり、リビングの一角を小上がりにしたりすることで、その下に引き出し収納をつくることができます。
この場合は子どもが出し入れしやすい高さなのでお片付けの習慣がつきやすく、リビングデザインとしても高低差を使っておしゃれに仕上げられるのでおすすめですよ。
まとめ:満足度70%を目安に&その先のメリットを見よう
せっかくの家づくりなら、完璧な家をつくりたい!と意気込む気持ちもよく分かるのですが、長いスパンで考えてみると“完成したて”の姿のまま何十年も過ごすわけではありません。
最初“だけ”完璧に見える家よりも、カスタマイズの余地を残した家の方が、末永く楽しめると思いませんか?
代替することで理想の状態よりちょっと不便になったとしても、(人にもよりますが)70%くらい満足できていれば、住んでいるうちにその先のメリットの方が印象深くなっていきます。
「ランドリールームはつくらなかったけど、その分LDKがここまであって広くなってるんだよね」といったメリットの方が大事になっていくのです。
海外では、地震が少ないという背景もありますが、自分で家を手直ししながら100年住むという考え方が浸透しています。
新しいものを買うとそれだけでワクワクするように「いつかここに棚を作りたい」「お金が溜まったらカーポートを買おう」といった楽しみを持ちながら暮らすのもまた、ワクワクに満ちた日々だと思います。
家づくりで最も大切なのは、家づくりを楽しむことと、住み始めた後もワクワクできる家をつくることです。
家自体を完璧にすることよりも、自分が豊かに幸せに暮らせることを優先して楽しく家づくりをしてくださいね!
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