対談コラム
【二世帯住宅コラム】本当の「バリアフリー」が叶えられる家とは?高齢者にとって最大の「バリア」は何?
二世帯住宅コラム
こんにちは、ひかわ工務店です。
二世帯住宅を建てたいと思っている皆さんにとって、「バリアフリー」な家とは、どんな家でしょうか?階段のない平屋だったり、手すりがあったり、廊下が広かったりする家でしょうか。
ひかわ工務店の考えている「バリアフリー」は、そういった物理的なものに限りません。今回は、二世帯住宅を建てる際に考えておきたい、「バリア」と家についてのお話です。
▼POINT1:高齢者にとって最大のバリア(障壁)は「温度差」
これから高齢者となる親世代の方々にとって、最も大きなバリアとなるのは「温度差」が引き起こす「ヒートショック」です。ヒートショックとは、激しい温度差によって血圧が著しく変化し、意識を失ってしまう症状。
冬場の浴室で、暖かい湯船に浸かった瞬間にヒートショックを起こし、溺れて亡くなってしまう人は年間1万9000人にものぼると推計されています。(厚生労働省・人口動態統計より)
そのヒートショックを防ぐために、家づくりでできる最も効果的な対策は、“どこにいても温度差のない家”をつくることです。玄関から浴室、寝室、廊下、クローゼットの中まで、どこにも温度差のない快適な環境をつくることで、家の中でヒートショックを起こす原因を無くすことができます。
※ひかわ工務店の家にもヒートショックが起きにくいという特徴があるので、ぜひこちらの記事もチェックしてみてください。
>>【コラム】ヒートショックの心配なし!理想以上の住み心地を叶えるひかわ工務店の家
▼POINT2:空間の仕切りというバリアを取り払う
どこにいても快適な家を実現するには、なるべく仕切りの少ない大きな空間にするのが確実です。部屋間の温度差をなくすには、家の中に「風の流れ」をつくる必要があります。エアコンなどを使って適温にした空気を、家中に循環させるためです。
そのため、壁が多ければ多いほど風の流れが阻害され、快適な空間を実現しにくくなってしまうのです。
二世帯住宅という性質上、どこまでオープンな空間にするかの線引きはよく考えておく必要があります。共有する部分が多いほど開放的な構造になりますが、親世帯と子世帯の生活リズムの違いや精神的な負担を考えると、なるべくセパレートになっている二世帯住宅が向いているケースも少なくないでしょう。
それぞれ面と向かっては話しにくいこともあるため、双方の意見を上手にすり合わせられる設計士さんと家づくりができると良いですね。
二世帯住宅は“人間関係”が関わる部分が多いので全般的なアドバイスが難しいのですが、将来的に「自宅介護」をする可能性があるならば、大きな共有のリビングを設けるのがおすすめです。
いざ介護が必要になった際に介助がやりやすいですし、その時期には人を招いて遊ぶことも少ないと思うので、広いリビングに介護用ベッドを置くこともできます。
もう少し言うと、広めの土間があったら、外出用車いすへの乗り換えなどもスムーズに行えて、双方にかかるストレスを減らすことができそうです。
広い土間は、介護が必要になるまでの期間はお子様の「おうち遊び」に使ったり、趣味の空間として使ったりすることもできるため、“あったらあったで楽しめる”使い勝手の良い空間だと思いますよ。
▼POINT3:いちばん大切なのは楽しく暮らせる場所であること
今から二世帯住宅を建てる方の多くは、まだ親御さんに介護の必要がない状況だと思います。20年後、30年後の生活に今すぐ対応するよりも、お子さんたちも含めてみんなで楽しく暮らせる場所をつくることを、親御さんたちも望んでいるのではないでしょうか。
案外、小さなお子様にやさしい家は高齢者にとってありがたい家にもなります。お子様用と介護用を兼用できる設備や、お子様が巣立ったあとの生活の様子などを考えながら、お互いになるべくストレスを与えない穏やかな暮らしができるよう、家づくりを進めていきたいですね。
ひかわ工務店での二世帯住宅の家づくりについては、こちらの記事もご参照ください。
>>【コラム】現代の二世帯住宅のあり方~理想的な間取りって?どうやって家づくりを進める?~
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