【超入門！家づくりざっくり講座】#39ベランダやバルコニーってつけるのが普通？（前編）

2022.11.10家づくり講座

こんにちは、山梨県甲斐市のひかわ工務店です。

最近、2階建て以上の住宅を新築される方の中でベランダやバルコニーをつけない方が増えています。ひかわ工務店のお客様でも増えていっているのを実感しています。

今まではベランダやバルコニーをつけるのは当たり前と思われてきましたが、実際に家を建てた方々から、つけたけど実際にはほとんど使っていないというお声をたくさん聞きます。その理由は花粉がつく、ＰＭ2・５が心配、雨がいつ降るかわからない、虫がつく、季節によって野焼きが行なわれる…などさまざまです。
共働きの家庭ですと洗濯をするのは夜ということも多く、太陽の下に干したかったけれどほとんどできていないというお声もありました。

また、バルコニーを設ける場合でも、雨をしのぐために屋根や両側の壁の設置を要望されることがほとんどです。それでも雨の時に少しでも風が吹けば洗濯物は濡れてしまいますので、結局あまり使用できていないという状況が多いので、共働きで忙しいご家族には部屋干しスペースの確保を積極的に提案しています。

今回、2回にわたってそんな「ベランダ」のあり／なしについて考えていきましょう。

▼ベランダとバルコニーの違い

まず、ベランダとバルコニーがどう違うのかを解説します。

ベランダ：階層に関係なく建物から屋外へ出られる屋根付きで柵のあるスペースを指す
バルコニー：2階以上にある、建物から屋外へ出られるスペースで、屋根がなく手すりつきのもの

文章にするとややこしくなりますが、一番の違いは屋根があるかないかです。
簡単に言うと、屋根付きがベランダ、屋根なしがバルコニーです。
注文住宅では屋根をかけたいという要望が多いのでほとんどがベランダということになりますね！
用語の定義としてはこのような形ですが、同意語として使用されているのが現状ですので、あまり気にしなくてもよさそうです。