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【Q&A】家づくりの“流行重視”で迷子に?建築のプロが回答する「これから」の家づくり
Q&A
こんにちは、山梨県甲斐市のひかわ工務店です。
近年は自分の家づくり記録をSNSで公開する方が増えたこともあり、これから家づくりをする人たちがさまざまな情報を得られるようになりました。
今回は、複雑化する家づくりの“流行”について頂いた3つのご質問に回答させていただきます!
Q1:家づくりでこれから本当に流行るものって何ですか?
まず先に、注意点からお話させてください。
情報過多な現代社会において“何をもって流行しているとするか”は各々の判断になると思いますが、特に受動的に得た情報はカスタマイズされていることが多いため、“閉鎖的な流行”に囚われてしまうことがあります。
例えばInstagramなら、自分の行動の傾向からホームに表示されるポストが自動的にカスタマイズされていることはご存知の方が多いですよね。
そのためInstagramでよく見るポスト=自分が見たいポストであって、流行っているかどうかはまた別の話になるのです。
しかもそのポストに何気なく「いま流行ってるらしい」などと書かれていたら、繰り返し目にするうちに「これが流行しているのか」と感じ始めますよね。お洒落を楽しみたい気持ちと裏腹に、こうした閉鎖的な流行に囚われてしまうのは勿体ないのではと思います。
以上の注意点を踏まえた上で、ひかわ工務店的に「近年、傾向が強まってきたな」と思っているのは“本物志向”です。
例えばタイル調、塗り壁風といった便利な機能のついた壁紙よりも、実物のタイル、本物の塗り壁を優先する人が増えているように感じています。
本物を使って完成度の高いコーディネートをするためには、広く浅くよりも“狭く深く”が大切です。
LDKならテレビボードの裏だけであったり、インテリアコーナーだけであったり、小さな面積でもしっかり本物で見せることができると、デザインへのこだわりを存分に表現することができますよ。
Q2:みんなが良いと言っているもの=流行っているものを選んでおいたら安心、と思うのは悪いことですか?
みんなが良いと言っているものを参考にすることは大切です。何事にも通じることですが、それを自分の価値観や生活に当てはめてみて、なお良いと感じるものを選ぶと失敗が少なくなります。
車に例えるならば、家族でおでかけするためにファミリーカーを買い求めている人は、どんなに評判が良くても2シーターのスポーツカーを検討することはありませんよね。
でも、いま流行っているデザインの傾向を掴むくらいの参考にはするかもしれない。その程度で良いと思います。
車は10年ほどで乗り換えられますが、家は建ててから何十年と住み続けることになります。
住む家族の増減や生活の変化を予想して、その中に参考にしたい情報を落とし込んで生活の様子を想像してみてください。
特に、お子様のためを思って浴室を広くしたい・遊び場を作りたいといった愛情溢れるアイデアは、親心から取り入れたいと思う方が多いですよね。
20年後30年後の自分は持て余して苦労しないかな?メリットを享受できるのはどのくらいの期間かな?など、自分中心の視点からも積極的に考えてみてくださいね。
また、家づくりで流行を取り入れる際は、プラン作成から工事→完成までの約半年間のタイムラグがあることもぜひ念頭に置いておいてください。
Q3:これなら流行に乗ってもいいと思うものはありますか?
家電などの設備機器に関しては半年か1年ごとにモデルチェンジをしていて流行の新陳代謝が早いため、その時の最新モデルで買い替えていけば満足できるのではと思います。
大きなもので言うと、システムキッチンは突飛なデザインになりにくいので最新の流行に乗ってみてもいいかもしれません。
人気が広がりつつあるひかわ工務店標準採用のGRAFTEKT製キッチンも、使いやすい配列や恒久的なシンプルデザインを残したまま進化を続けているためおすすめです。
逆に、流行が過ぎ去ったあと顕著に飽きがきてしまうのは“色味”や“素材”なので、これらについては慎重に検討してください。
「当時の流行」を感じさせるデザインにしたくない場合は、よりシンプルに、無駄のないデザインにしていくといいですよ。
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