施工事例
【コラム】「建てた後から自力で解決できる要素」にはどんなものがある?家づくりのアドバイス10選
家づくりコラム
こんにちは、山梨県甲斐市のひかわ工務店です。
一生に一度のお買い物である家づくり。「失敗したくない」と思うあまり、動き出せずにいるという方も多いのではないでしょうか。
SNSを眺めているとよく分かるように、家づくりを経験した多くの方が「こうすれば良かった」と思う失敗ポイントを持っているようです。
失敗を感じる理由はお子様の成長などによる生活の変化であったり、建てる際の想定と実生活とのズレであったりとさまざまですが、失敗ポイントの紹介と同じくらい「こんな工夫をして解決したよ」という投稿もたくさん見かけますよね。
今回はそんな「建てた後からでも解決できる要素」を初級編、中級編、上級編に分けて10個ご紹介しますので、ぜひ家づくりの参考にしてみてください!
▼初級編:買い足しや簡単な付け替えで解決!
① コンセントの位置を変えたい
棚を置いたらコンセントが隠れてしまった、そもそもあまり使わない場所に設けてしまったなど、「コンセントの位置」は最も多い失敗談かもしれません。
棚で隠れてしまって電源プラグを挿せないという場合は、プラグを挿す向きを変えられる市販の変換プラグを買い足すことで解決できます。
コンセントの位置そのものが不満な場合は、延長ケーブル(タコ足)を使って希望の位置まで電源タップを延ばしてマジックテープなどで壁に固定し、ケーブルは配線隠し(ホームセンターや100円ショップのものでOK)で壁紙に馴染ませるというアイデアもありますよ。
最近はお洒落な見た目やシンプルな見た目の電源タップが増えているので、お部屋の雰囲気にマッチするものを探してみてくださいね。
② クローゼットの中を使いやすくしたい
お子様の進学など生活の変化に伴って、収納の使い方が変わることはよくあります。
そのため、家づくりの際に「なんとなく」で棚板を打ちつけてしまうよりも、後から突っ張り棒やカラーボックスなどを使ってカスタマイズできるように、なるべく余白を多く残しておくのがおすすめです。
オープン型パントリーのような扉のない収納で中が見えてしまう場合は、100円ショップではなくホームセンターで売っているような見栄えの良い突っ張り棒を使ったり、整頓に使う箱を同じシリーズで揃えたりすると、整然とした印象になります。
見せる収納でなくても構わないという場合には、カーテンをつけてまるごと隠してしまうという手も。
③ トイレをお洒落にしたい
トイレの仕上がりで「思ってたのと違うなぁ」と感じられる原因の一つは、“トイレの仕様を選んだ時期”と“壁紙や小物を選んだ時期”が異なるため。
ショールームなどで実物を見た記憶が薄れている状態で他のインテリアとの組み合わせを考えた結果、なんだかしっくりこない仕上がりになったというケースです。
メーカー純正のタオル掛けやペーパーホルダーなどの備品は簡単に取り外すことができるため、建てた後「やっぱり替えたい」と思い立った時に、ネットショップ等で購入した商品と入れ替えることができます。(もとから純正品を発注せずに、お好みの商品をつけるという選択肢もあります)
また「壁紙をシンプルにしすぎた」と感じる場合は、絵を飾るだけでも印象を変えることができますよ。
④ 照明器具を増やしたい、替えたい
お子様がリビング学習をするようになった、来客用の部屋に明るさが足りなかったなど、照明器具を増やしたり替えたりしたいケースも、建てた後から度々出てきます。
この場合は、照明器具の数を調整できるダクトレール※を設置しておいたり、お洒落なスタンドライトを買い足して雰囲気を出すのもおすすめです。
スタンドライトの場合はメインの照明から独立した照明器具になるので、用途に合わせた照度・色味で選びやすいのもメリットですね。
※ダクトレール……ペンダントライトやスポットライトなどの照明器具をレール上の好きな位置から吊るすことのできる配線機器。詳しくは、関連記事を参照してみてください。
──関連記事
>>【超入門!ざっくり家づくり講座】#22「シーリングライトって?ダウンライトやペンダントライト、スポットライトとは何が違う?」
>>【体験談】家づくり「失敗」あるある27選!これから建てる人はここに注意!
▼中級編:即日~数日でできるDIYで解決!
① 室内干しのできるランドリースペースが欲しい
室内干しのできるスペースを増設したいという場合は、壁の二か所にブラケットを固定する“物干しワイヤー”タイプを取り付けるのがおすすめです。
“物干し金具”や“物干しワイヤー”を固定する場所には、10kgを超えるような濡れた洗濯物を支えることのできる、十分な耐荷重のある「下地」が必要になります。
建てた後でも、垂直方向(壁の中)には柱や間柱があるため追加工事なしで頑丈な下地として使えますが、水平方向(天井の中)はDIYで補強した方が良いケースが多い※ため、天井から吊るタイプの物干し金具よりも、壁面を使った物干しワイヤーの方が設置場所を選びやすくなります。
※天井面に物を取り付ける場合は壁面に取り付ける場合よりもビスが抜けやすくなります。そのため建てた後から天井吊りの物干し金具を取り付けたい場合には、天井裏の下地に補強が必要です。設置する部分の天井裏に角材を打ち付けた上で、その部分を梁から吊り木で吊れば、強度は完璧です!
② 間接照明を増設したい
物陰から壁面をぼんやり照らす間接照明にやっぱり憧れる、という場合には、テープタイプのLEDライトが便利です。
マスキングテープを貼っていくような感覚で、LEDテープをテレビの裏やベッドのヘッドボードなど好きな場所に貼り付け、コンセントから電源をとるだけで間接照明のできあがり!
③ カーテンをつけたがロールスクリーンに変更したい
カーテンレールに取り付けられるタイプのロールスクリーンもありますが、せっかくの“持ち家”ですから、窓枠との隙間が少ない直付け(カーテンレールではなく窓枠や壁面に取り付ける)がおすすめです。
但しカーテンレールを撤去する際に、ビスが打ってあった穴をパテなどで補修して目立たなくする必要があります。周囲の壁紙の模様によってはパテの色を合わせるのが難しいこともあるため、ロールスクリーンを購入する前にレール穴の補修方法も決めておくと安心です。
④ ウッドデッキが欲しい/人工芝を敷きたい
ウッドデッキやコンクリートデッキは、比較的DIYしやすい部類に入ります。(詳しくは下記の関連記事をご参照ください)
人工芝は地面を平らにする作業に手間がかかりますが、防草シートや人工芝のシートを敷き詰める工程はさほど難しくなく、「DIY自体を楽しむことのできる」人なら時間を掛けてやり遂げられる作業です。
お子様に手伝ってもらえば、「家族みんなでつくった庭」という思い出もつくることができそうですね♪
⑤ 壁紙を張り替えたい
アクセントクロスを使いたい、アクセントクロスからシンプルな壁紙に替えたい、といった場合もDIYで張り替えるができます。
既存の壁紙を剥がし、露になった下地を平らにするため補修したり“やすりがけ”したりしてから、糊をつけて壁紙を慎重に張り付けていきます。
中級編に挙げたDIYの中では難易度が高いため、複数個所を張り替えたい場合や、継ぎ目の調整が難しい柄物の壁紙に張り替えたいという場合には、プロに頼む方がかえって安く収まるかもしれません。
──関連記事
>>【超入門!ざっくり家づくり講座】#25「『デッキ』を解説!ウッドデッキ、タイルデッキ、コンクリートデッキの違いや用途は?DIYできる?」
>>【超入門!ざっくり家づくり講座】#26「今時の『人工芝』は自然?『天然芝』との違いやメリット、デメリットを解説」
▼上級編:面倒だけど実は自力でできちゃう!
① IHコンロを交換したい
コンロの数が足りない、グリルは案外使わない、などの理由からIHコンロを交換したいと考えることもありますよね。
実はIHコンロのユニットは自力で交換することができるので、一般的なIHコンロの耐用年数と言われる十数年後に自分でIHコンロを新調・設置するのも良い手かもしれません。
ユニットが重たいため、交換作業や旧ユニットの廃棄が面倒ではありますが、交換作業自体は「古い物を外して、そこに新しい物をはめる」という非常にシンプルな手順です。
故障修理代と新品の価格を比べてみると案外変わらない場合もあるため、“IHコンロは自力で交換できるもの”と覚えておくだけでも、きっと役に立ちますよ。
※定格電流(20A、30Aなど)の規格が異なる機種に交換したい場合は電気工事が必要になり、電気工事士の資格保有者でないと自力では交換できなくなるため機種選びにはご注意ください!
──
今回は「自力で何とかする」方法をご紹介しましたが、プロに依頼すればもちろん綺麗な仕上がりで不満ポイントを解消できます。
家づくりは建てた後、住み始めてからも続いていきますから、いろいろな方法で住みやすくしていけるんだなぁと参考にしていただけたら嬉しいです♪
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